![]() | The Anger of God (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan) 価格:¥ 1,247(税込) 発売日:2001-06-09 |
クランストンは,殺された旧友オリバー・インガムの前で嘆いております。実は,前日,クランストンはオリバーから,妻に命を狙われているという旨の手紙を受け取っていました。妻のロザムンドは,夫が殺されたというのに,涼しい顔で愛人(親類と言ってますが)アルブリック・トトネスと一緒。インガム家のかかり付け医師は,ベッド脇のワインカップには,(心臓が弱いと言われたオリバーの為に,微量のfoxglove(わっ,Wikipedia引いたら,いきなりジギタリスに行ったわ(笑))は入っているかもしれないと言います。
オリバーは,かつてフランスとの戦時中,ずっとクランストンと一緒で,命を救ってくれた恩人。いつかは恩を返さないといけないと思っていた相手です。ニヤニヤしている妻と愛人に,絶対おめーら絞首台に送ってやるっと,つぶやくクランストン卿。
クランストンは,帰りにお気に入りの酒場Holy Lamb of Godに立ち寄ります。ある人々は,ここは納骨堂の跡地なので「出る」と噂がありますが,クランストンはまるで別邸のようにお気に入り。(笑) 実はモード夫人は,実家に子供達を連れて里帰りしているため留守です。クランストン卿も誘われたのですが,摂政ジョン・オブ・ゴーントにロンドンに滞在するよう命令されているから,と,断りました。(ホントは,モードの農業好きの兄ラルフがニガテだったり。。(爆))
すっかり暗くなってるクランストンの所へ,突然アセルスタン。彼はブラックフライヤーズの院長様に,Roger Baconの天文学の仕事に関する本の模写を頼まれ,ご機嫌です。彼は檀家さんの近況を楽しげに話しますが,ある夫人に,義理の娘に乗り移った悪魔を退治して欲しいと依頼されていると打ち明けます。(彼に来たか(笑))ところで,当時exorcise(exerciseと一字違い(爆))は,聖職者の重要な仕事だったのだそう。(うん確かにWikipediaにこんなにしっかり項目上がっているもんね)
さらに,アセルスタンは,最近盛り上がっている,後にワット・タイラーの乱として知られる農民蜂起についても情報収集。パイクとタブは,それに関わっているので,とても心配です。
で,さらに,最近ロンドン塔から,処刑された罪人の体の一部が持ち去られているという話も。。。。
そこへ,お遣いが,クランストン卿とアセルスタンを呼びにやってきます。
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