ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

HoME8 1-III The Road to Isengard (2)

2006-04-03 23:54:12 | Tolkien・HoME
しばらく,One Flew Over the Cuckoo's Nestでこちらをあまり更新できませんでしたが,読み終わりましたので,この機会にどんどん進みましょう。

<メモ>
せっかちは木の鬚の遣いで,ガンダルフに,急いで来て欲しい,サルマンをどうするか考える,と伝える。ガンダルフは「ふむ,それは問題じゃ。すぐ行くと伝えておくれ!」セオデンが「今のは何だ?」ガンダルフは木の鬚というのはエントだと説明。彼らは急いでナン・クルニアに到着。そこはがらくたの山。かろうじでオルサンクの塔が残っている。がらくたの山のてっぺんで,メリーとピピンが昼食中だった。彼らは飛び上がって,ピピンは口一杯だった(笑)のでメリーが歓迎のご挨拶。(この時メリーは自分の父はCaradocと言ってます。一方ピピンの父はパラディンと最終形に)「サルマンは中にいますが,あらら,彼は気分がすぐれないそうだし,今お客人をもてなせません。今彼は蛇の舌と緊急会議中で。」するとガンダルフ「それは,我々はお助けできるかのう(笑)。しかし木の鬚はどこかの? 今は若いホビットと遊んでいる暇はないのじゃ。」するとアラゴルンが割り込み「ついに会えたか! 長い旅だったぞ。」そしてギムリ「アイゼンガルドに来てどの位になる?」ピピンが「まだ1日経ってないよ。」と答える。
</メモ>

少~し正式版と違うようですが,再会の暖かい雰囲気は,このメモの時から既に読み取れますね! さて次はいよいよ下書き第1弾です。セオデンとガンダルフのアイゼンガルドへ向かう時の会話で,ちょっと変更されているそうです。

<本文>
「しかしアイゼンガルドに行くのですよ。」とガンダルフ。「疲れた者は休ませましょう。後で仕事がある。長くはかからぬでしょう。わしの道は東にある。月が満ちる前にEodorasを探しなされ。」

「いや,」とセオデン。「夜明け前は疑っておった。しかし我々はもう離れないぞ。もしそなたがそういうなら,一緒に行こう。そして私は勝利の知らせをマークの全ての谷に送ろう。老いも若きも全て呼び出し,彼らは月が欠ける前に私の所に来るであろう。」

「それはよい!」とガンダルフ。「では1時間後に一緒に馬で出発しましょう。」少しの休憩の後,準備が整いました。
</本文>

この下書きで,褐色人の国の人たちの取り扱い及び,(戦死者の)埋葬などは正式版通りになりました。またギムリがレゴラスに,洞窟の話をする所もほぼ正式版通りとなったそう。しかし,最初にレゴラスがこんな事を言っているそうな。。

<本文>
ちょっと残念そうに「ここは私の知る限り,最も不思議な森だ」
</本文>

そして会話の終わりの部分もちょっと違うそうです。

<本文>
(ギムリに)「約束だよ」とレゴラス。「しかし今はここを出発しなくては。アイゼンガルドまではどの位ですか,ガンダルフ」「だいたい12(後で14になり11になり‥)リーグじゃ。」ギムリが「そこに一体何があるのですか? あなたはわかっているでしょうが,私には全然想像もできん。」するとガンダルフは「わしもよくわからんのじゃ。前に行ってから随分変ったじゃろうからの。しかしもうすぐわかるじゃろ。もし知りたければ,急ぐのじゃ!」 (追加:セオデンが「案内してくれ! でも飛蔭を我々の追いつけないような速さでは走らせるでないぞ!」 皆はできるだけ早く走った。)
</本文>

と,いう事でここではまだGlittering Caveの名は付いてないそうで。この後,正式版とは違う話が展開するようです。

<本文>
嵐の後の朝は新鮮でした。彼らの左にはアイゼン川が広大なローハン谷から,ベルファラスへ向かって流れていました。(おや? ローハンからベルファラスへ川が? 随分地理も違いますね)足元はアイゼンの川原ですが,それには沿って行かず,ガンダルフは北へ進路を進めます。そして彼らはローハンの兵士が大勢戦死した石ころだらけの戦場の方へ向きます。烏が鳴き,狼の声が聞こえました。不吉な鳥達は,昼間にもかかわらずそこに居座ります。

それを見てセオデンは嘆き,馬を降りて彼らの骨を拾うべきでは?と言いますが,ガンダルフは「その必要はありません。あなたの馬や臣下は野ざらしではありません。既に深く埋められています。あの鳥や狼どもは,かれらの主人であるオークの肉を啄んでいるのです。それが彼らの友情という物です。」

それを聞いてセオデンは感心します。(そうか,ガンダルフはヘルム峡谷に直接行かず,人集めをしていたんですよね)そしてガンダルフはどのように人を集めたのかその経緯を語ります。サルマンの狙いはセオデンを捕らえ,エオメルを殺す事だった事,ガンダルフは黄金館が留守で攻められる事を不安に思っていたが大丈夫だった事を話します。

そして1時間ほどでナン・クルニアの入り口に到着。中は煙っているように見えます。川が溢れているようにも見えます。その時突然,彼らは南の方からある物が近づいてくるのに気付きます。
</本文>

‥と,この最後の文は以下のように差し替えられます。

<本文>
彼らは1時間ほど進みます。→それは昼頃,彼らは2時間ほど進みます。ようやくナン・クルニアの山の裾が広がる場所へ到着しました。丘に霧がかかっているようでした。そして渦巻き状の煙が上がっているのが見えます。そしてそれは立ち上るにつれ,太陽の光を捉えて,大きくうねりながら広がっていました。

「何と思うかね,ガンダルフ。」とセオデンが尋ねます。「魔法使いの谷が燃えているとも言えそうだが。」エオメルが「この頃いつもここでは噴煙が立ち上っております。しかしこのようなものは見た事がありません。サルマンが何か我々を迎えるにあたり,悪ふざけでもしているのでしょうか。」

「そうかもしれぬ。」とガンダルフ。「もしそうなら,すぐ調べなくてはならぬ。」
</本文>


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