Murder Wears a Cowl (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett) 価格:¥ 1,087(税込) 発売日:1993-04-01 |
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コーベットは,テムズ川に停泊していたフランス船グレース・アデューが,ドゥ・クラオンとネバーズを乗せて出港しようとしていたのを無理矢理止め,英国王家の財宝を捜索,しかし,なかなか見つからない。
しかしここでラナルフが一計。彼はかつて港を遊び場としていた経験から知ってた。隠し場所は,…碇だ!
そしてコーベットはネバーズを捕獲。実は彼が大泥棒パドリコットだった。コーベットは、ドゥ・クラオンの宿泊所で彼と会った時、身分の高い人物にしては手に豆があった事からいろいろ類推した結果、正体を見破ったのだ。兵士達が,碇から盗んだ硬貨を回収すると,グレース・アデューはドゥ・クラオンを乗せて,急いでロンドンを出港。
コーベットは,ドゥ・クラオンに見捨てられ置き去りにされたパドリコットを連れて居酒屋へ。上等な料理とワインを振る舞う。君の罪は反逆罪だ。最近の新しい法律を知ってるよね,と,例の,罪人を生殺しのまま恐ろしい事をするあの刑の事を口にする。すると落ち着いて食事とワインをたしなみながら,パドリコットは,聖アンソニー病院にいる生まれつき精神薄弱の弟を一生面倒診てもらえるよう取りはからう事,すぐに死ねる刑を選んでもらう事を条件に,自白を開始。
パドリコットは,フランスで窃盗で捕まり,死刑になる所だったが,エドワード王の経費でフランスを豊かにしてやる,と,言うと,執行前日にドゥ・クラオンがやってきて,彼を釈放する代わり,それを実行するよう強要。
彼は,英国に入ると早速変装。ウォーフィールド,センチェと知り合い,彼らが堕落した僧と知ると,早速作戦開始。娼婦を集めてドンチャン騒ぎをする傍ら,墓場の裏にペンペン草を生やして穴を掘り,王家の財宝を盗み出す。
では殺人は?と迫るコーベットに,パドリコットはニューゲイト監獄の良い部屋を要求。コーベット,これが最後と要求を飲む。パドリコットは,ベネディクト神父が殺された日,背の高い人物が神父の家の鍵穴を細工して窓から火を投げ込んだのを目撃したと語る。ただし,それ以上の事はわからない。
王家の現金が戻った事について,王はとりあえず満足。コーベットの申し出により,ケイドやジュディスも報償を与えられる事となり,ウォーフィールドは処刑される事になる。パドリコットは、コーベットのたっての願いにより,四裂きでなく通常の処刑にする事もしぶしぶ同意。
コーベットはまだ解決されていない殺人事件の解決へ向かう。
しかしコーベットが立ち去った後,王はウォリンに密かに命じる。ケイドには皆の前で,王からの特別なお世辞を言う事,及び,パドリコットの刑の執行は普通で良いが,その後皮を剥いで聖堂のドアに釣り下げ,王の財宝を狙えばどうなるか,見せしめとせよ!と。
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