ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

HoME8 1-V The Voice of Saruman (1)

2006-05-11 23:52:56 | Tolkien・HoME
章によって描き易い所とそうでない所があったようですが,トールキンさんにとっては,この章は描き易かったみたいです。最初の下書きからほぼ正式版に近いそうで。

<本文>
ガンダルフは「わしはこれからやつにさよならを言いに行くところじゃ。あんたらも来るかね?」ギムリは「是非行きます。で,あなたに似ているかどうか確かめようかと。」するとガンダルフは「そんなに近くでは見れないかもしれんぞ。」と笑います。「恥かしがり屋だからのう。じゃが,エント達には退去してもらったので,説得はできるかもしれぬ。」
</本文>

オルサンクの初期の描写はこんな感じ。

<本文>
‥‥基礎にはエント達の怒りの跡がついています。その上には赤く彫られた石で南北2つの広い階段,さらに上に狭いプラットフォームがあって一旦合流し,さらにその上に分かれて伸びています。
</本文>

これは3章の(D)に則って描かれた物との事。でも,「赤く彫られた石」はすぐに「見た事のない技術で彫られた黒い石」に書き換えられます。

初期のサルマンとの会話はこんな感じ。

<本文>
「それで?」とサルマン。「お前は真鍮の声をしているな,ガンダルフ。その声は私の休息の邪魔になる。許可なく私のプライベートなドアに来たな。何と言い訳する。」するとガンダルフは「許可なくじゃと? わしは門番に許可をもらったぞ。しかしわしはこの宿の客人ではないのか? 主人はわしをまだ出口(door)に案内してくれてないがのう!(My host has never shown me the door, since he adimitted me!) 」サルマン「屋根から出て行った客人は勝手に入り口(door)から入る事はまかりならぬ。(Guests that leave by the roof have no claim to re-enter by the door at their will.)」
</本文>

おお~っと~! オヤジギャグの応酬だ!(笑)


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