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趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

ダ・ヴィンチ・コード(ネタバレ)

2006-05-22 01:32:18 | 映画
このあいだまで,もう1つのブログで読書日記をつけておりましたが,公開に間に合い,めでたく映画鑑賞となりました。

読んでから観るか,観てから読むか,読むだけにするか,観るだけにするか。
このジャンルは特に難しいですねぇ。(汗)
私は本を読んでから観たので,もちろん,誰が犯人かとか,どこでどんでん返しがあるかまで,はっきりわかっていて,知らないで観る人がちょっと羨ましかったりしたのですが,映画が終わると,原作未読な人達が「わからなかったね~!!」と異口同音に言っているのが聞こえてきましたので,やはり原作は読んでおいた方が読まないよりいいのかもしれません。

映画は,「ほぼ」原作に忠実でした。比較の対象がちょっとアレですが(笑)似たような趣味の方には参考になるでしょうか。初期(1作,2作)のハリポタ映画のように,原作に忠実であろうとし過ぎてちぐはぐになる事もなく,LOTRのように肝心要な所での「あれれ~?」は,あまりなかったと思うし,原作のあるものの映画化としては,ナルニア並みによい出来だったかな,と,私的には思います。(という事で,Yahoo評価も何となくナルニアの時と似ております(汗))

この話は,いろいろな国の人が出てくるので,その点もちょっと楽しみでしたが,英語とそれ以外の言語が混じっていて,英語は多少わかるけれど,他の言語は字幕を見なくてはならず,ミュンヘンを観た時のような感じで,ちょっと面倒でした。

原作既読なので,主に俳優さんの活躍を楽しみにしていましたが,中でも,やっぱりイアン・マッケランですね。本人がとても楽しそうで,この映画は彼の為にあったのでは?と思うほど,ハマリ役でした。しかも声とか,さすがに素顔なので顔は違いますが,目配りとかが,ガンダルフのまんまで。。。これってわざと狙ってやったのでしょうかね? イアン・マッケランに興味のある人は,原作を知らなくてもとりあえず見る価値はあるかもしれません。
原作中の,面白かったセリフもかなり入ってました。ラングドンが引いた(笑)例の「ポロリ」の話は残念?ながら入っていませんでしたが,まあいいでしょう。(爆) 代わりと言っちゃナンですが,その意味の単語を連発している所がありましたよ。(実はポロリの話をしたかったのかな(笑)) で,最後のセリフをちょっと変えてありましたね。「そーか,見つけたんだなっ」これが,生涯聖杯を研究してきたティービング卿に敬意を表しているようで,気に入りました。

あ,そうそう,彼の執事レミーがなかなかいい男でした。お好きな方は,楽しめそうです。(笑)

ジャン・レノはおとなしかったかなあ。猪突猛進型でホントは人のよさそうな所が気に入ったキャラですが,そういう面があまり出てなかったみたいで,ちょっと残念。

ポール・ベタニーも注目でしたが。う~ん,私は,原作では,師匠に一生懸命尽くす所,師匠の期待通りにできないと気付くと,自分で自分をお仕置きしてしまう,ハリポタに出てくる屋敷しもべ妖精のような行為がとても印象に残っていたのですが,映画での印象は少し違いました。ただの捻じ曲がった猟奇的な修行僧に見えてしまいそう。(汗) 宗教的に,いろいろな人に影響を与え過ぎないように配慮したのでしょうかねえ。。でも彼自身の演技は,よかったですよ。特にお師匠さんを誤射してしまったあのシーンは,涙モノ。。。

で,主役のトム・ハンクスとオドレィ・トトゥーもよかったですよ~。ただ,ソフィーは原作ではもうちょっと明るかったと思いましたが。で,トム・ハンクスは,いいのですが,彼女とちょっと年離れ過ぎで,‥最後が,そう来たか~って感じで。(笑)

先に原作に「ほぼ」忠実と書きましたが,シラスの描き方がやや(ほんの少しですが)期待通りではなかったのと,ソニエール館長はソフィーの本当のお爺ちゃんではないというのが,ちょっと引っ掛かりました。私はてっきり,何せ原書を読んだもので,また読み違いやっちまったのか?と思ってしまいましたよ。(汗)

宗教的配慮なのでしょうかね?

ところで,アリンガロサ司教が,ずっと誰かに似てるな~と思っていたら,映画のネビル・ロングボトム君に似てる~と思ったのは私だけでしょうか?(笑)


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