The Poisoned Chalice (Tudor Mysteries 2) 価格:¥ 1,154(税込) 発売日:1993-01-14 |
今思い出したけど,この本のタイトルは「毒入りの杯」なので,どこかに毒入りの杯が出てくるのでしょうかね。(^^;)
ベンジャミンとシャロットは,ハンプトン宮でウルジー卿,アグリッパと再会。まあやっぱり,シャロットがラレンベールに会ったのも,3人の不良少年に助けられたのも,単なる偶然ではないようです。ただ,そのわりには,彼らにもラレンベール一家は助けられなかったようです。
アグリッパが,何気にヴォーバンとかラファエルとかルシフェリとかつぶやくと,やっぱ隠せないシャロット(笑)。ちなみに,アグリッパはいつも黒い皮の手袋をしていますが,実は左の掌には反転十字架とオシリスの瞳,甲には血のように赤い五芒星形,があるのだそうです。ウルジーって,坊さんよね?(^^;) こういう人をアシスタントにって,アリなのですかね。
‥シャロットの様子を確かめると,アグリッパは早速,フランスのイングランド大使館事情について説明を始めます。ここでぞろぞろ(笑)今後の登場人物リスト登場。
アグリッパが挙げたのは,在仏英大使館のお歴々。大使ジョン・ダコート,秘書官ウォルター・ペックル,そのアシスタントマイケル・ミレット。医師トマス・スログモートン。エージェントのジャイルズ・ファルコナーは、イースターの日に塔から転落して謎の死を遂げたそう。彼は,ラファエルの正体を掴んでいたとも言われます。そしてチャプレンのリチャード・ワルデグレーブ。実はモービッソンの村の牧師ジェラルドは,ヘンリー8世と仲が良かったそうですが,彼もまた殺され,ヘンリー8世から預かっていた本が行方不明だとか。
ベンジャミンとシャロットを案内する予定なのは,仏枢密院の大法院の筆頭書記官ロバート・クリントンとその妻フランチェスカ,そしてクリントンの補佐官アンブローズ・ベナー。クリントン氏は,亡くなったファルコナーの友人。
ベンジャミンがウルジー卿達と「個人的な話」をしている間,シャロットは盗み聞きする場所を探して邸内をうろうろ。すると,王家のお休み処を発見。何と,王様はどこかの女の子とお楽しみ中(^^;) そんな事をしているうちに,ベンジャミンと再会。ところで,テニスコートを見たというような事が書いてあったけど,Wikipediaによれば,1530年代の話。シャロットの記憶違いだな(笑)
シャロットによれば,ハンプトン宮殿には,ヘンリー6世の乳母と,キャサリン・ハワードの幽霊が出るそうです。(うん,でも,キャサリン・ハワードは当時まだ歴史の表舞台には出てないね)英語のWikiだとわかりにくけど,日本語のWikiだとわかりやすい。ヘンリー8世の他の妻も出るらしいです。(^^;)
ハンプトン宮殿での最終日は豪華な宴。この日シャロットは何故かまた飲み過ぎ。どうもどこかアグネスににた美女,クリントン夫人フランチェスカが気になるようで。。。
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