三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

すすき の高原で ”初体験” 3

2013年11月15日 | そら モノ 色々 
いよいよ体験搭乗の順番が廻ってきました
突然名前を呼ばれて「ドキッ」

機体への乗り込みは、コックピット横の機体フレームに腰掛けてから滑り込む感じで~
初めてなので、スムーズにはいかず・・・(汗)


batilsさん に 4点式のシートベルトを手伝っていただき装着
リリース方法も聞いておかないとね (着陸してから、聞いておいて助かりました)
ショルダーハーネスで固定されてのフライトも初体験、次第に緊張が高まります


マニア ですから コックピット を チェック

フライト・シュミレーター で見慣れた、軽飛行機等の計器とは違い
霧ヶ峰の機体計器はメートル表示とのことで、高度計や速度計のゼロは計器の下側に
 (軽飛行機等はフィート表示で、ゼロは計器の上側に)
 ※前回登場した機体 Ka-6cr のように、計器によってはメートル表示でも上がゼロもあるようです



左上が速度計、小さな黄色の三角は着陸推奨速度を示すとか
その下が高度計、霧ヶ峰滑空場の標高 1680mを示してます
真中の上が磁方位計で、下は旋回計 ボールのみだから横滑り計かな

その右の少し大きめの計器がグライダーならではの計器 バリオメーター
大気の上昇率・下降率を示す計器だそうです


キャノピーが閉められると、戦闘機のコックピットみたいな空間


コックピットは狭く、操縦桿をはじめ操舵系統は後席も前席と同じように動くので
操縦の邪魔にならぬよう手足の位置もレクチャーしていただきました



ベテラン教官のH氏から、一眼の手持ちは避けてストラップを首に廻すよう指示される

教官の頭の上付近に見える紐みたいなものは、普通の毛糸等のヒモをテープで貼り付けたもの
コレは機体の横滑りを計る旋回計の役目を担っているそうです
似たようなモノは戦闘機のファントムでも見たことあるなぁ~


いよいよです



batilsさん に手を振ってみましたが、Gで頭は後ろに引っ張られ酷い顔!(爆)

一瞬、先日 batilsさん からいただいたメールを思い出す
「バッタにならないといいのですが・・・」
気流等の関係で、離陸して直ぐに降りてしまう事を「バッタ」と言うそうです
「なるほど」と感心したが、「そうならないでね!」と心の中で・・・



機体はこの後急上昇に移ります


ウィンチ曳航は想像以上の迫力、ジェットコースター(苦手)のような感じで
一気に空の高見へ上昇します (上4枚 batilsさん 撮影)

曳航中は不測に事態に備え、手でしっかり機体フレームの鋼材を握ります
もちろん撮影は不可能です



曳航索から離脱して、少し左に旋回すると目の前には諏訪湖が
我が家のある方角をツイ探してしまうが、霞でネガティブ
地上で見ていたよりもガスっていました


操縦者ではないので、足をラダーペダルに伸ばせず
短い足を なんとか定置場所に畳んだが 撮影の邪魔!(笑)

計器の表示は、速度 85km 高度 2000m(海抜) バリオメーターは +1m/s


機体は右に旋回を始め、翼の先に見える山間の小さな池?は「蓼の海」かな



この機体は中翼機なので、顔の横には長い主翼の上面が伸びてます
風切音は大きめですが、すぐに慣れて気にならなくなりました

春の野焼き延焼で燃えた場所も、すっかり茶色に変わっています
色目の違いで特定できましたが、来年はワラビが沢山出るのかも



離陸したばかりの滑空フィールドが右下に見えてきたが、広い!
ピットや格納庫、滑走路は小さく見えるがウィンチは写り込んでいない


機体も気流も若干降下気味、機首は車山方向を目指す


車山は山頂の気象レーダーが目印、画像右下には白樺湖がチョコッと覗いている



車山手前で左に旋回した機体は、右に八島湿原を見ながら再び滑空場方向へ


                                          ~つづく               
コメント (4)
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