三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

すすき の高原で ”初体験” 4

2013年11月18日 | そら モノ 色々 
順調な飛行は風景を眺めてるだけなら、風切り音以外は普通の軽飛行機と変わりありません
でもそれは搭乗者としての感覚であり

操縦者は常に風を読み、気流に気を使い
動力のない機体を、最良の滑空比で飛行させている


現実に戻って計器に目をやれば、バリオメーターがマイナス(下降気流)を指しているのに
高度の損失が殆どないグライダーには驚き

今思えば自分の飛行時間 8分の滑空は、グライダーにとってバッタに近かったのかも(汗)
それを感じさせないのは、気流を探して飛行してくれた教官の腕の賜物だったのではないかと



さて結論を前座にしてしまいましたが、体験飛行のリポートは後半に入ります~


ビーナスラインのS字カーブが見える、このあたりは景観が良いのかカレンダー等にも度々使われています



少しだけ高度快復かな?

この後も上昇風はなく、空を滑っていきます

でもこのまま着陸するには高度が高いような感じ
(シュミレーターで養った? バーチャルな素人感覚で恥ずかしいですが・・・)

そんな事を考えていたら左に旋回、右横に滑走路を視認できます
高度調節なのかもう少しだけ滞空できそうだ


なんて思ったら急角度のバンクを入れられた

教官の右肩あたりにピットの機体も小さく見えている
顔の横に伸びる、長いスパンの主翼は地上に刺さるような角度


わぉ~っ! 今度は逆にバンクを入れられた
滑走路は目の前、こりゃ降りちゃうな

でもちょっぴりスリリングな動きに感動!
マズイ! グライダーにハマリそう! な自分が・・・

このあたりから前席の操舵や、他のレバーが大きく動き始め
畳んでおいた足をかすめて大きく動く


ファイナル時の計器表示

速度は時速92km位かな 高度は1800m(標高分を引くと地上120m)


滑走路は右斜め前方にあり
クロス(横風)の風に機体を合わせているのがわかる




アプローチ中の私(batilsさん 撮影)、横を向いているのは地上の観光客を見ています

普段は見上げる側の私ですが、今は見上げられて鳥になった気分の私


ちょうどピットの上空あたり、機首はライン上

滑走路の幅の狭いこと(笑)


終わってしまった!

機体を回収に来てくれたメンバーと車
1回の体験飛行にも、何人ものサポートがたずさわっている事に感謝

綺麗な青空ですが、この後は急速に厚い雲が広がり
陽射しも遮られて気温急降下
厚着で来たのに、風も加わって体感温度は下がるばかり

会員の皆さんに「寒かったらいつでも送りますよ」と、温かいお言葉をいただきましたが
黄色の機体のフライトが終わるまではなんとか我慢したい


そんな寒さをものともせず、エア・マン達は次から次と笑顔で空を目指す


それにしても、誰もがグライダーと戯れてる時には羨ましいくらいに イイ 顔してます

黄色の着陸を撮って、我慢していた寒さの限界に



batilsさん にお願いして格納庫まで送ってもらう



今回、貴重な体験をさせていただいたbatilsさん ありがとうございました
チャンスがあったら、是非またお願いいたします

温かく迎えてくれ、一日お世話になった「諏訪市グライダークラブの皆さん」にも感謝です
また御一緒させて下さい


丘を降りながら見上げる空には、2機のASK-13が気持ち良さそうに遊弋

ん~、いつか自分もサマールを体感したい、グライダーっていいね!

コメント (2)
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