三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

カマン (KAMAN)

2013年11月24日 | そら モノ 色々 
朝まだ薄暗い時間に我が家を出て、90分程車を走らせた
山間部の国道から更に、すれ違いも困難な曲がりくねった山道へ



途中から徒歩に代え、やっと辿り着いたココからは

色づいた木々も眺められますが
紅葉狩りでも、森林浴でも、トレッキングでもありません


到着した狭い平地に駐機していたのは

以前に まつもと空港で撮り逃げ捕獲した
日本に1機しかない、ロシア製のヘリ カモフ KA-32A11BC JA6955


せっかく目の前にヘリがあるのに、シートに包まれていては仕方ない
しかし、今回はコイツを撮りにきたわけではない
カモフの存在は想定外だが、肝心の本命の姿が見えないので不安になってしまう


近くで作業をこなす整備担当者とおぼしき方に、私の狙いを話すと
求めていた機体は作業中で、あと40分程は戻って来ないとのこと

暫くすれば対面できると知って、寝不足と登山?の疲れが沸いてきた

前日 batilsさん から情報いただき、万難振り払って(笑)
紅葉狩りの観光客が入り込まないうちにと来たのだが



「戻ってきますよ!」、整備の方から声がかかる

ありがたい事に、進入方向も教えていただいた
しかし、その方向は逆光で・・・


完全に墨絵状態になることは承知だが、シャッターを押さずにはいられない

長いロープを下げたまま空き地に近づいてくる


狙っていたのは交差反転式ローターという、特徴的な2つの回転翼をもつ
物資輸送が専門の1人乗り「働くヘリ」、カマン K-1200(K-MAX) 

今まで撮りたくても、なかなか遭遇できなかった機種
国内ではアカギヘリコプター社が3機保有するのみで、この機体は JA6200 機

頭上で方向転換するが、下から見上げると機体の薄さに驚く



かなり派手な塗装の機体でも

紅葉がバックだと、カムフラージュのようにあまり派手さを感じない


見れば見るほど変わったスタイル


2軸のローターは外側に角度がついてるので
「横から近づくな!」の注意書きが




      狭い空き地は大型のカモフもあり、撮影はしづらい
     
      なんとか前方に廻れたが、飛んでる姿は「モスキート似」だと思っていたが
      この角度から見ると「ゴンキツネ」なんだね(笑)



短い休憩の後に、作業場に戻るカマンを見送る




     
      またまた墨絵になってしまったが、私もこれにて撤収
      昼までには帰宅して、午後からの所用に向かわねばならない

帰り道に、渓谷途中から見えた作業中のカマン
ロングラインオペレーション(長吊り)という作業方法みたいで

切り出された材木を、ピストン輸送のごとく運び出す働き者のヘリです


渓谷沿いの道には、紅葉狩りのカメラを抱えた観光客が沢山
長野県人なのに、この渓谷の存在を知らなかった
いつかのんびり再訪し、森林浴でもしたい場所だ



長いあいだ追い求めていた機体の存在と
渓谷を教えていただいた batilsさんに感謝!

今月は batilsさん にお世話になりっぱなしだ・・・
コメント (4)
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