今では望むべきもないが~
昔は機長の判断で、飛行中の旅客機でもコックピットを一般の方が見学することが可能でした
そんな昔の記憶を・・・
1999年の7月、RIAT に向かう為に乗った某航空会社の B747-400
仲間と「コックピット見学をやろう!」ということになり搭乗時に乗務員にお願いした
返答は機長に御伺いをたててからなので離陸後にSWがやってきた
「機長からOKの返事をいただきました ロシア上空あたりで映画の上映中?に
私がお呼びしますので周りのお客様の迷惑にならないよう静かについてきて下さい」とのこと
離陸から約3時間後、暗くなっている座席に「お呼び」がかかった
B747なのでアッパーデッキの階段を仲間3人と静かに登る
ファーストクラスの乗客の目線を気にしながら、2重カーテンの奥に入ると
SWがドアをノックし、機長からの「どうぞ」の声に中へ~
そこは眩しい世界が広がり、コジンマリとした空間には乗員が2名のみ
パネルはグラス・コックピットでアナログ的なメーター類はほとんどない
立っている私達に機長が「ジャンプシートに座っていいですよ」と
「自由に写真撮って下さい」と言われたが持参したのはコンパクトカメラのみ
露出の調整などかわからないのでオートで撮った画像では外界は白く飛んでしまった
絶好のビューポイント! と思ったがジャンプシートからは外の景色は案外見難かったよ
もっとも下界はロシア(シベリア)の広大な大地で層積雲が散らばるツンドラが広がるばかりだが・・・
ストロボをOFFにすればこんな画像になっちゃいますが、外界の風景が少しは見えるかな?
しかし、コックピットからは客席では絶対に見られない前方風景も見ることができる
はるか遠くに霞む山並みが見えたが、距離は数百キロ以上あるそうだ
「なんでも質問して下さい」 と言われたが事前に調べてもないし
当時は民間機のコックピットなど興味はあるが、細かくは知らなかった
それでもと「ジャンボ機のラダー(方向舵)の効きに」ついて質問したような
答えは「ラダーは使わなくていいですよ、それを自動でやってくれる・・・」と
言われたかどうかの記憶もないが、今なら「ヨーダンパーが~」と理解してるつもりなんだが(汗)
「バカな質問をしたものだ」と後々後悔してしまった(爆)
静まりかえったコックピットが不思議になり、「ロシア上空ではATCも静かなんですか?」
と聞いたら「室内のスピーカーはOFFで、ヘッドセットで対応してる」とのこと
なるほどネ、見慣れたビデオやカセット類は造られたものだったんだ・・・
いまでこそ私が好きなフライトシュミレーターでは本格的なものもあり
少しはコックピットのシステムもわかってきた
この写真からでも色んな情報を得ることができ、もったいないことをしたと思ってしまう
この時は15分位の短い見学だったが、今なら質問攻めにしたくなるね(笑)
ところが、このコックピット見学が最後の見学になってしまうとは・・・
イギリスに着いた私達は、イギリス西部にあるチェルトナム(Cheltenham)のホテルへ
航空ショーへ出発の為に早起きした私達は、ホテルのロビーに下りていった
ソファーの前のテーブルに置いてある朝刊に目が止まる
一面に大きく載ったカラー写真に写るのは私達が普段見慣れた紺色と白の機体
全日空 ANA の B747 だ
ヘリからだろう上空から写した画像から、そこが羽田空港ということも一目瞭然
そこには不自然に止まった機体に群がる、救急車と警察車両 等など・・・
新聞のキャプションからハイジャックという言葉が読めた、機長が死亡??
でも英字新聞を普通に読める仲間はいないらしい、部分的に訳してみるが
確信はなかなかできなくて「~だろう」というのみ
手っ取り早いと、その場にあった公衆電話で自宅に国際電話をかけてみた
日本は午後2時過ぎだ、答えは~
ハイジャックがあり機長が殺害された、レインボウ・ブリッジをくぐる・・・
なんだって? 電話料金ばかり気になるので要点だけ聞いて切る
上のコックピット画像で下から2番目の画像右下には日付けが写り込んでいる
99年7月22日、あの前例のないようなハイジャックが起きた前日だ
その犯人はフライトシュミレーターも・・・ とはあまりにも悲しい
なんとも後味の悪い事件の発生で、帰りの便で再度見学しようとの目論見は泡と消え
さらに続いた2001年の同時多発テロにて、飛行中のコックピット見学は夢の彼方に消え去った
昔は機長の判断で、飛行中の旅客機でもコックピットを一般の方が見学することが可能でした
そんな昔の記憶を・・・
1999年の7月、RIAT に向かう為に乗った某航空会社の B747-400
仲間と「コックピット見学をやろう!」ということになり搭乗時に乗務員にお願いした
返答は機長に御伺いをたててからなので離陸後にSWがやってきた
「機長からOKの返事をいただきました ロシア上空あたりで映画の上映中?に
私がお呼びしますので周りのお客様の迷惑にならないよう静かについてきて下さい」とのこと
離陸から約3時間後、暗くなっている座席に「お呼び」がかかった
B747なのでアッパーデッキの階段を仲間3人と静かに登る
ファーストクラスの乗客の目線を気にしながら、2重カーテンの奥に入ると
SWがドアをノックし、機長からの「どうぞ」の声に中へ~
そこは眩しい世界が広がり、コジンマリとした空間には乗員が2名のみ
パネルはグラス・コックピットでアナログ的なメーター類はほとんどない
立っている私達に機長が「ジャンプシートに座っていいですよ」と
「自由に写真撮って下さい」と言われたが持参したのはコンパクトカメラのみ
露出の調整などかわからないのでオートで撮った画像では外界は白く飛んでしまった
絶好のビューポイント! と思ったがジャンプシートからは外の景色は案外見難かったよ
もっとも下界はロシア(シベリア)の広大な大地で層積雲が散らばるツンドラが広がるばかりだが・・・
ストロボをOFFにすればこんな画像になっちゃいますが、外界の風景が少しは見えるかな?
しかし、コックピットからは客席では絶対に見られない前方風景も見ることができる
はるか遠くに霞む山並みが見えたが、距離は数百キロ以上あるそうだ
「なんでも質問して下さい」 と言われたが事前に調べてもないし
当時は民間機のコックピットなど興味はあるが、細かくは知らなかった
それでもと「ジャンボ機のラダー(方向舵)の効きに」ついて質問したような
答えは「ラダーは使わなくていいですよ、それを自動でやってくれる・・・」と
言われたかどうかの記憶もないが、今なら「ヨーダンパーが~」と理解してるつもりなんだが(汗)
「バカな質問をしたものだ」と後々後悔してしまった(爆)
静まりかえったコックピットが不思議になり、「ロシア上空ではATCも静かなんですか?」
と聞いたら「室内のスピーカーはOFFで、ヘッドセットで対応してる」とのこと
なるほどネ、見慣れたビデオやカセット類は造られたものだったんだ・・・
いまでこそ私が好きなフライトシュミレーターでは本格的なものもあり
少しはコックピットのシステムもわかってきた
この写真からでも色んな情報を得ることができ、もったいないことをしたと思ってしまう
この時は15分位の短い見学だったが、今なら質問攻めにしたくなるね(笑)
ところが、このコックピット見学が最後の見学になってしまうとは・・・
イギリスに着いた私達は、イギリス西部にあるチェルトナム(Cheltenham)のホテルへ
航空ショーへ出発の為に早起きした私達は、ホテルのロビーに下りていった
ソファーの前のテーブルに置いてある朝刊に目が止まる
一面に大きく載ったカラー写真に写るのは私達が普段見慣れた紺色と白の機体
全日空 ANA の B747 だ
ヘリからだろう上空から写した画像から、そこが羽田空港ということも一目瞭然
そこには不自然に止まった機体に群がる、救急車と警察車両 等など・・・
新聞のキャプションからハイジャックという言葉が読めた、機長が死亡??
でも英字新聞を普通に読める仲間はいないらしい、部分的に訳してみるが
確信はなかなかできなくて「~だろう」というのみ
手っ取り早いと、その場にあった公衆電話で自宅に国際電話をかけてみた
日本は午後2時過ぎだ、答えは~
ハイジャックがあり機長が殺害された、レインボウ・ブリッジをくぐる・・・
なんだって? 電話料金ばかり気になるので要点だけ聞いて切る
上のコックピット画像で下から2番目の画像右下には日付けが写り込んでいる
99年7月22日、あの前例のないようなハイジャックが起きた前日だ
その犯人はフライトシュミレーターも・・・ とはあまりにも悲しい
なんとも後味の悪い事件の発生で、帰りの便で再度見学しようとの目論見は泡と消え
さらに続いた2001年の同時多発テロにて、飛行中のコックピット見学は夢の彼方に消え去った
何回も放映されてましたね。
その数年後、亡くなった機長の教官だった方とご一緒する事が在り
ハイジャックの生々しい話を聞いた事を思い出しました。
9.11以降飛行機に乗るのも大変で先日のハンガリーも
セキリュティーの関係で帰りはパリ経由になって
しまいました。
天気も連日良く、暑い夏でした
あのハイジャックでは色々後日談がでてきましたね
本当に墜落直前だった事、コックピットの凄惨な状況等など・・・
9.11の後には旅行してませんが
その直前にはやはりRIATに行ってました(汗)
どちらの事件もその後の私達にも大きな影響をあたえられました
さすが、ノザワヤさんは口が堅いから
絶対喋っちゃだめって念をおされた、、、
操縦桿握ったことは、ばらしてませんね^^
747の操縦桿って重かったですか?^^; 吉谷
ダメダメ私は記憶が最近飛んでしまうことが多くて(笑)
記憶にございません! なんて言ったら歳がバレバレ
あれも旅客機関連でしたね・・・
って誤魔化してしまった(爆)