私にもあった航空祭デビュー

今年もいよいよ航空祭シーズンが始まります

高速交通網が完備した今では信州から航空祭へ行くのもポピュラー
信州発のツアーバスも大人気で、東京発等の航空祭ツアーバスより
弁当まで付いて格安に行けるようになりました

そんな航空祭ですが、誰でも初めてはあるもので
こんな私でももちろんありましたよ

高速交通網などまだまだ夢の話の頃
東京に出かけるのにも旅支度での（笑）、今から37年も前の話～

1972年の秋頃、以前から航空雑誌で見かけていた航空祭の話題に
時期的に近い「入間基地航空祭というのに行って見たい」と親父に嘆願してみた
基地がどこにあるのかも知らない頃、親父なりに考えたルートは
最短距離を繋ぐ、諏訪から佐久へさらに秩父へ抜けて入間へ向かうというもの
ところが佐久から秩父に抜けるルートは一部舗装もない山道でノロノロ走行
まだ高校生で若い！
途中で見かけた「荒船山」をバックに遅れついでに記念撮影

結局８時間以上かかって入間基地に昼前到着、でも現地は１１月３日文化の日なのに小雨

今の入間基地とは雰囲気がだいぶ違い、格納庫がなんとも古さを感じさせます
米軍に接収されてジョンソン基地だった面影もまだあちこちに見受けられました

展示ラインです、初めて真近に見る本物の自衛隊機に興奮してました

ゴミは相変わらずですが、展示機はかなり古さを感じますね
自分のカメラなどなく、親父のレンジファインダーのカメラで撮影


昨年空自から全て退役した救難機のMU-2も、最新鋭機として201号機が展示されていました


こちらの救難ヘリは当時現役バリバリのS-62型
もちろん今では博物館でしか目にすることはできません


F-86Fも現役戦闘機でした
当時の空自第一線機はF-104でしたが、入間基地は滑走路が短く降りられません


入間基地がホームベースの世界唯一のRF-86偵察機

この頃には興奮も冷め始め、落ち着いて機体とご対面
「案外戦闘機って汚いんだね」と言うのが一番の印象！

これは親父も同じだったようで、帰りの車の中で
「自衛隊機って案外汚かったな」と言った会話を覚えている

それでもこの当時テスト段階のT-2ジェット練習機は綺麗な機体だったのだろうね
こいつももう飛行する姿は見られなくなってしまった機種だ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく～

今年もＧＷが始まりましたね
いつもならまったく関係なく私は仕事なのですが
今年は就職して以来初めて３日ほど休みが取れました
30年目にして初めてGWを経験するぞ！

そこで初めてあの航空祭へこれから出かけてきます