４月７日（水） こだわりの桜の木

　　”元加治駅　南側広場”（４月６日撮影）

　西武池袋線、元加治駅には駅の南側には出入り口はない。
この広場は、駿河台大学が通学バスのターミナルとして使用している場所で
一般に公開されている場所ではありません。

　この広場のはずれ、見えていませんが写真の左横に桜はたっています。
在職時代は駅のホームから毎朝この桜を眺めては通勤していました。
　今朝は朝日のあがる前から撮りに来ました。

元加治駅裏の桜 １

　”明けゆく時間の桜”

　この一帯にはこのような桜が何本かあったようだ。
この地に来てから私の記憶でも何本かはなくなっている。
　場所は駅前である。
いずれはなくなる桜ではないか、開発と言う名で瞬く間に切られてしまうのではないか。
そんなことを思いながら見ていた私は、いつしかこの桜を撮り続けてやろうという気持ちになっていた。

元加治駅裏の桜 ２

　元加治駅にはホームは一本しかない。
線路脇の広告看板がなければホームからこの広場と桜が丸見えだ。
　こんな贅沢な場所が都心から一時間以内でどこにあろうか。
お金かけてこれでもかという位の花なんか植えなくてもいい。これで十分だ。
　桜が咲いた、葉桜になった、葉が茂りこんだ、葉色が焼けてきた、葉が紅葉した、木が坊主になった。
　どうかこの木はなくならないでほしい、と眺めつつ私は通勤しない人となった。

元加治駅裏の桜 ３

　ホームの上りの前から３両目あたりから見える桜がこの角度だ。
木と言うのはたくさんの人から見られていると、
知らずその角度が木の正面になるような気がする。
　木の周りをぐるっとしてみても、この角度がバランスが良い。

元加治駅裏の桜 ４

　日が出てきた。日の出時刻から２０分位過ぎて雲の薄いところからの日差しである。

元加治駅裏の桜 ５

　６時５分。通勤電車が来た。

元加治駅裏の桜 ６

元加治駅裏の桜 ７

　桜の木の下から。
前夜の雨にぬれた舗装がきれいだ。

元加治駅裏の桜 ８ （お休みのおことわり）

　”元加治駅跨線橋からの眺め”

この桜は駅のホーム、または跨線橋から眺めるのが良い。
　この景観を残したいものだ。

　（明日から、諏訪の御柱祭に行って来ます。９日の下社の山出しの曳行に参加してきます。
ブログは１２日（月）に再開予定です。）