詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

山旅

2008年12月04日 | 日記
山から山へと縦走したり
ぽっかりとした草原に寝そべって
雲たちの散歩を見上げながら
俺はなんで
こんなに汗だくで
山になんか登ってるんだろうかなと思う

いつも強烈に
自分とは異質なものや
異質な自分に
出会ってみたいのかもしれない

今年の俺みたいに
登山道から谷底へと転落して
傷だらけになって
びしょ濡れで震えながら
深夜の星座を見上げながら
死を覚悟することだってある

一歩一歩がいつも
闘いであり
新しい発見であるから
山旅は止められない

ついにはわからない
山の空の深さというものがある
しんしんとして無言のまま
生命を育みつづける森の深さがある

いつも鼻歌をうたいながら
出会う人毎に
「こんにちは」と感謝の気持ちをこめて
生きていけたらなと思う