詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

バラード (推敲形)

2008年12月13日 | 日記
市営グランドの柵を乗り越えたら
そこは満天の星々
ぼくだけの舞台に流れ星が堕ちてゆく
なにひとつ
歌の聞こえてこない市営グランド

寝そべって見上げれば
漆黒の空も 
冷え冷えする地球も
まるで魚みたいだった人間たちも
蒼穹をゆく雲のような欠片

円形競技場みたいな市営グランドを
素足で歩いてみたよ
まるで
人類が死に絶えた後の渚みたいに

喚声など
もうとっくに遠い過去のこと
きみの
「頑張ってね」という嬌声も

花火が欲しかったので
バーンと
虚空に喚声を上げると
市営グランドを囲むコンクリートが
それを反響させる

さよなら
いつも風の中で舞っていた20世紀よ
さよなら
いつも家畜よりも
ずっとずっと惨めな
奴隷の生き方を選んでたぼくらよ

いまいちばん観たい映画&政治家について

2008年12月13日 | 日記
原作は、『1984年』(僕の好きなSFのベスト3に入る!)一作で現代SFの新しい地平を切り開いた現代SFの父ジョージ・オーウェルの「動物農場」(ロシア革命やスターリンとトロツキーとの争いやその後のスターリン独裁を戯画化)。

スペイン内乱に従軍したドキメンタリー「カタロニア賛歌」や、ビルマで支配者側イギリス警官としての体験の「象を撃つ」も素晴らしいドキメンタリーだった。

最底辺生活者の生活のルポ作品を描こうと、1928年から1929年、文章を書きながら、後には皿洗いとして働きながら、パリで暮らす。1930年から1931年はロンドンとロンドン周辺を、浮浪者にまじって放浪する。その経験をもとに1933年に最初に書かれた『パリ・ロンドン放浪記』もまた20世紀を代表する素晴らしいドキメンタリー文学だったなと思う。

なんと半世紀も前の1954年に作られた長編アニメで、ハラス&バチュラーの「動物農場」(英)。CIA(米中央情報局)が資金を出したという。「ソビエト神話の正体」を暴いたとされるオーウェルの『動物農場』は、CIAにとって反共イデオロギーを高める格好の素材と映ったのだろとか。その後のスターリンによる膨大な人民の粛清の予言的な作品だったと思う。
この歴史的に貴重な「動物農場」は12月20日、東京◎渋谷のシネマ・アンジェリカ、立川シネマシティほか全国順次ロードショーとか。詳しくはーhttp://www.labornetjp.org/news/2008/1228971175165staff01

漢字を読めず失言が多い麻生総理の問題と、政治家の資質の問題は分けて考えるべきだと思う。

違法な差別発言(麻生総理は女性差別や先住民差別発言も多かったけど)は大いに問題にされるべきだけど、一般常識がない政治家を、政党の候補者としたり、国民が選ぶのは自由だろと思う。それはあくまでも選ぶ側の問題だろから。

ただ問題なのは、人気をあてにして、員数合わせのために、自民党だったかがMという女性アナウンサーを候補者に選び、当選したケースはあまりにも無責任で、国民を馬鹿にしているのではと感じた。自民党に反対する内容の事を言っていたのに、それを撤回しての立候補だったので・・

こんなケースは、政党がその人気をあてにして、員数合わせのために利用しただけと言われても仕方ないのではと思う。そしてそんな政治家が大半なのは悲しいことだ。あまりにも主義・主張や信念があるんだかないんだかわからない政治家が多すぎる。

それ以外なら、色んな立場の政治家が色んな立場の有権者の代表となるべきだと思う。