この本の中の「道ゆく芸能者たち 猿舞座村崎修二」は、歴史好きには必見ではと思った。
《現在の話ではありませんが、例えば山口県のある地域では、いわゆるの人たちが五段階いたんですね。
僕はの問題を解決したいという立場で言ってますんでこらえてほしいと思うんですが、
例えばカワタ、通常はヨツといわれていた大きな集団がありました。
しかし、奇妙なことにヨツの上にヨツ半というのがありまして、家船(えぶね)というのはヨツ半で瀬戸内海の漁民です。
それからサンカをサンタと言いました。それからニタというのがありました。
これは修験者とか巫女さんだとか、いわゆる道心坊、何かいかがわしいものを持って歩く人たちです。
通常、われわれの世間でサンカというと、茶せんと呼ばれたり宮番と呼ばれたり、あるいは日本海のほうへいっちゃうと、鉢屋と呼ばれたり、院内の者とか、夙の者とか、坂の者とか、岩国領では道々の者と、それぞれの地域によっていろんな言われ方がありまして・・》
《現在の話ではありませんが、例えば山口県のある地域では、いわゆるの人たちが五段階いたんですね。
僕はの問題を解決したいという立場で言ってますんでこらえてほしいと思うんですが、
例えばカワタ、通常はヨツといわれていた大きな集団がありました。
しかし、奇妙なことにヨツの上にヨツ半というのがありまして、家船(えぶね)というのはヨツ半で瀬戸内海の漁民です。
それからサンカをサンタと言いました。それからニタというのがありました。
これは修験者とか巫女さんだとか、いわゆる道心坊、何かいかがわしいものを持って歩く人たちです。
通常、われわれの世間でサンカというと、茶せんと呼ばれたり宮番と呼ばれたり、あるいは日本海のほうへいっちゃうと、鉢屋と呼ばれたり、院内の者とか、夙の者とか、坂の者とか、岩国領では道々の者と、それぞれの地域によっていろんな言われ方がありまして・・》