今年も築地はしご酒で4軒の店に行った。わたくしには価格が高い地域なので、店の雰囲気を知るめったにないチャンスなので、ありがたい。あわせて築地の一押し店を紹介する。 . . . 本文を読む
築地の居酒屋や食べ物屋37店のイベントが開催された。1品500円で食べたり飲んだりできるというものだ。味見のはしご酒のようなものだが、ふだん入れない店の雰囲気を味わえてよかった。 . . . 本文を読む
代々木駅から5分くらいの場所に、魚のおいしい店がある。刺身だけでなく、煮魚も焼き魚もうまい。さらに野菜と米もおいしい。ママさんはもともと定食屋を目指して店をオープンした。母親の手料理の味がする。 . . . 本文を読む
酒は白鷹のみ。ビールすらないいさぎのよさ。背筋が伸びるような居酒屋が神楽坂にある。普通の店と大いに違うのは大きな声で話をしてはいけないことである。薄暗い店内、いろりが似合う酒店である。 . . . 本文を読む
東西線落合から1分のところに創業88年の銭湯がある。トルマリン、薬湯、実母散、「健康お立ち台」と、これでもか、これでもかというばかりにキーワード「健康」で統一された銭湯である。さらにご主人は、絵も文章も書き、凧をつくったり大工仕事をしたり、看板を彫ったり多芸なので「作品」が満載の銭湯でもある . . . 本文を読む
東中野北口に、やたらに日本酒に詳しい50代のマスターが1人でやっている居酒屋がある。業務用冷蔵庫には80種類もの全国の銘酒がそろっている。マスターの「薀蓄」に耐えられる日本酒ファンにはお勧めの店である。 . . . 本文を読む
引き戸を開けると、黄色い電球が灯る燗酒とくさやがうまい店。こんな店が東京駅のすぐ近くにあるとは驚いた。酒は50種近く置いているが、樽の香りがする菊正宗がとりわけうまい。サラリーマンでいつも満席の店である。 . . . 本文を読む
名物のおでん、季節ものの生ガキ、そして塩むすび、出し巻き玉子に至るまで、料理がすべておいしい居酒屋がある。だから客は、男性より女性のほうが多い。マスターに男性客との違いを聞いてみた。女性客は料理により、日本酒の銘柄を変えるそうだ。なるほど合理的な選び方である。 . . . 本文を読む
十条の駅をおりてすぐのところに50人くらい入れる大型酒場がある。店内の壁には太田和彦さんの色紙「いい酒、いい人、いい肴」が飾ってある。色紙のとおり、うまくて安くて、店のスタッフも客もいい感じの店だった。 . . . 本文を読む
渋谷の宇田川町のビルのなかに、小粋な小料理店がある。魚料理や野菜料理すべてがうまい。店名の通りむつごろう、ワラスボなど佐賀の珍味もある。価格は高めだが、料理も酒も値段に見合っており、満足感を得られる。40代のマスターは、祭り大好きの人である . . . 本文を読む
京浜東北線の王子駅近くに、朝10時半から営業している立飲みおでん屋がある。名物はかまぼこなどの練り物。店外の通行人の姿をながめながら、地元北区の銘酒・丸眞正宗を傾ける時間は「至福のとき」である。 . . . 本文を読む
恵比寿駅西口から2-3分、創業62年の歴史に裏打ちされた居酒屋がある。かつて、近所に住む奥野健男や東工大つながりの吉本隆明が来店していた。最近は、椎名誠、亡くなった立松和平や退陣した鳩山由紀夫が訪れた有名店だ。しかしだれが行っても若いスタッフが「お帰りなさーい」と歓迎してくれる。 . . . 本文を読む
武蔵屋は「センセイの鞄」(川上弘美)に出てくる居酒屋が昭和30年代にあれば、こんな店だったのではないかと思わせるような店だ。カウンターと小上がりの店。桜正宗の前掛けのママさんがコップになみなみと酒、それも燗酒を注いでくれる。しかし下にこぼすのではない。
もしこの店に入れれば、あなたはラッキーである。 . . . 本文を読む