先月のことです。
岩手から4人の友人が会いに来てくれました。
友人たちは内陸に住んでいるので津波の被害こそ免れましたが、
東日本大震災ではそれぞれ辛い体験をしました。
あの時刻、所用で仙台市内に居たために帰宅ができなくなり、
避難先で震える一夜を過ごした友もいれば、
家や土地の一部が被災し、今もってその修繕に追われている友もいます。
停電や寒さに加え、情報が入らないことへの不安・・・。
大家族の友にいたっては、ガソリン不足で食料の調達も儘なりませんでした。
放射線の心配もまだ消えてはいません。
直接会って話を聞くと、被害は広範囲で想像以上の大きさです。
当時のもようを口々に話す友の心情を察したのか、年長者のS子さんが言いました。
「辛かったことや嫌なことは津軽海峡に捨てて帰ろうね」
これにはみんな大賛成!
ツアーコンダクター?の私も少しはみんなの役に立てそうなので、
よっしゃ、とばかりに大張り切りです
観光バスに乗って函館の名所巡りをし、大沼公園に足を伸ばすと、
二泊三日はあっという間に過ぎてしまいました。
観てもらいたい場所や、食べて欲しいものが北海道にはたくさんあるので、
もう少し時間があれば案内したかった。
でも無理は言えません。
みんな忙しい時間をやりくりして来てくれたのですから。
それにしても私たち、始終お口が動きっぱなし。
お喋りしているか食べているかでね
それもこれも元気な証拠。
お互いのさらなる健康を祈って、再会の約束をしたのでした
さて、ヘソクリを貯めて今度は私が岩手へ行こうかなぁ