恩師である、作家のM先生のお誕生日が近いこともあり、今回はそのお祝いを兼ねての会です。
久しぶりにお会いしたM先生は、ほんの少しお痩せになったようですが、体調は良いようにお見受けしました。
今は季節のかわり目。
70歳を過ぎてらっしゃることを思うと、健康にはくれぐれも気をつけていただきたいものです。
いつもは、私たちだけで会を開いているのですが、こうして先生に参加していただくと、ピリッとした空気が漂い、
場も締まります。その反面、こちらが緊張のあまり、萎縮してしまうという難しさもあります。
でも、私たちがいくら考えても、出てこない表現や描写を、ピッタリと言ってのける先生はやはり偉大です。
こうして気軽に参加して下さることにも、感謝しなくてはなりません。
先生には、みんなで鉢植えの「デンドロビウム」をブレゼント。
もちろん、私の作った押し花カードも添えて・・・。
真新しい原稿の匂い、そしてランの香りは、志を同じくする仲間たちをやさしく包み、時間は瞬く間に過ぎていきました。
「特別なシクラメン」。
昨年、ある「エッセイ賞」に入選した折、M先生がプレゼントして下さったシクラメンです。
押し花はとっくに出来ているというのに、デザインが決まらず、保管したままになっていました。
今日お会いするということもあって、昨夜何気なく取り出し、額の上に仮置きしてみると・・・。
思い浮かんだのは、「ボタニカル」。植物を正確に描く美術の仕法です。
枯れかけた葉も、少しばかり退色した花も、総てが宝物。
この自然の姿をそのまま活かした作品に仕上げたいと思います。
もう少しバックに工夫を凝らし、今週中には完成させるつもりです。