明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

今度は神戸

2018-05-20 | ひとりごと


前夜の雨も上がり、季節が逆戻りしたかのような涼しい日の午後、
15年(!)ぶりにU子と再会した。

「キャ~久しぶり! 全然変わってないね」
「K(私)はちょっと痩せたんじゃない?」
「いやいや。そう見えるなら萎びたんだよきっと」

なぁんて言いながら、北野異人館のあたりをぶらぶら歩く。

なにしろ積もる話が積もり積もって積もりすぎ、
どこから手をつけていいのやら。

ご両親は元気? 子供は、孫は? 同級生のダレソレがどーしたこーした、
連れ合いの話、元夫の話、その後のあれやこれや・・・

古い話、最近の話、時空を超えて入り乱れ、とりとめがない。
まぁ女同士の話ってそんなもん。



風見鶏の館。
土曜だったが広場もさほど混んでいなくて、中国系の人もあまり見かけず。
高台から見下ろす神戸の街並みがきれい。




歩いていると、横浜山手の西洋館を思い出す。

神戸のほうが道が細く入り組んでいて、建物もこじんまりしている感じ。
どの異人館も入館料が高い!
夕食の予約時間が迫っていたので、中には入らず。





U子の息子家族がウィーン在住ということで、
オーストリアの家も見学。
この息子クン、すっかりウィーンが気に入った様子で日本に戻る気はなさそう。

「息子なんて、所帯持ったらもう他人よね」
「うんうん、お嫁さんのものよね」
「ウィーンに遊びに行った時もホテル取っていったんよ。
 息子は家に泊まれって言うけど、気ぃ遣うし」
「息子ってそういうとこ、鈍感よ」
「だよね~」意見が一致(^-^)
 


食事は → ここ

(話に夢中で写真はしっかり撮り忘れた^^;)

前日は伊勢方面へ行き、海の幸をいっぱい食べてきたとのことで
この日は鉄板焼きやお好み焼きを。
ここのお好み焼き、具がゴロゴロ入ってておいしかった。

普段は夫婦2人と、近居しているそれぞれの母親、
保育園に通う孫とその母親(娘)、
計6人分の食事を作っているというU子。
「いつまで私は飯炊き女をすればいいのやら」

なかなか旅行に出かけることもかなわないと言う。
私はまたもや、羨ましがられてしまった。


高校時代、U子と私は同じ男子を好きになり、
私は見事にフラれ、U子は大学卒業後もしばらく付き合っていたが、
ソイツはあまりにも破滅型の天才肌だったため、
U子はついていけないと見限った。
その後、まぁいろいろあってなんだかんだで今の夫サマと結婚。

ソイツはアルコール依存症で長年苦しみ、
何とか克服した矢先、心臓発作で50を目前に急死した。
絵や音楽の才能あふれるヤツだったから、
生きていれば今ごろひとかどのアーティストになっていたかもしれない。

U子とはいつもソイツの話が出て、
「もったいなかったね、あの才能」で終わる。
今回も。

もっとも、当時の私はそんな才能には気づかず、
ほかの男子とはどこか違う言動や、男前なルックスに惹かれていたのだが。




おみやげにもらっためんたいマヨ、めんべい(明太子入りのお煎餅)、赤福

おいしかったよ、ゴチ!