明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

3年ぶり

2021-11-16 | ひとりごと

「土佐の高知の〇〇です~。明日の夕方、お時間ありますか?」

突然の電話は、文旦先輩。(勝手に私がそう呼んでいる)
久しぶりにこちら方面に出てくるので一緒に食事でも、
というお誘いであった。

このかたは老健(横浜)で働いていた時の先輩で、
私より10歳以上年長である。
約8年間、一緒に仕事をさせてもらった。
詳しくは↓の記事で。

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土佐の文旦 - 明日は明日の風が吹く

高知在住の友人(というか先輩)から文旦が届いた。わぁ、うれしい!手のひらサイズの大きな文旦(奥は芋けんぴ)。このかた(仮にA氏とする)は老健...

土佐の文旦 - 明日は明日の風が吹く

 



先輩と会うのは、「ニフレル」へ案内した時以来だから、
3年ぶりか。
S里中央まで出張ってくださるとのことで、
駅近くの居酒屋で会うことに。

3年ぶりに会ってみれば、どちらも白内障の手術をして、
メガネがなくなって代わりにマスク、という姿であった。
3年前に会った時も、老けたな~と感じたが、
今回はそれ以上にお爺さんになっていて、
髪は薄くなり腰も曲がり、動作も緩慢で、いささかショックを受けた。
ひとのことは言えない、私もしっかり老けているが^^;


「失礼なこと聞きますゴメンナサイ、おいくつになられました?」
「来年3月で80歳」
「!!」
(やっぱり80近くにもなるとあんなに溌溂としていた人もこうなるのか)

「ヘルパーの仕事はさすがにこの春で辞めました」
「ようやく悠々自適ですか」
「いえいえ。ボケ防止に少しだけアルバイトを」
(まだ働くんかい!)

認知症のお年寄りの代わりに金銭管理をするというお仕事らしい。
社協の依頼?で3人のかたの金銭管理を担当しているそうだ。

「何かやってないとボケますからね」



仕事でなくてもいい、何かしら用事を作って外に出なさい、旅行に行きなさいと
この先輩にはいつも言われている。
出不精の私には耳が痛い。
この人の前では自分がすごい怠け者になったような、
人生ちゃんと生きてないような気がして、どうもバツが悪い。

今回も、
「コロナが再流行する前に行きたいところに行ったほうがいいですよ」
と言われた。
はは~わかりましたでごぜえますだ。

でもまぁあの頃の私を知る人が
こうやって今でも気にかけてくれているだけでもありがたいと思わなくちゃね。

「はい、実は今週末、娘のところに行くんです。孫に会いに。
 〇〇さん来られるのが一週間遅かったらこうしてお会いできないところでした」

約2時間、食べて飲んで喋って、
先輩は高知行きの夜行バスに乗るべく大阪梅田へと帰っていった。




今夏オープンしたこの海鮮居酒屋
はじめて行ってみたが、お客の入りは上々、
海鮮丼がとてもおいしかった。
海鮮丼の分厚い刺身とネギ塩タンで生中とひやおろし升酒、じゅうぶんいける。
先輩は土佐の酒飲み、升の角に置いた塩を舐めながら美味しそうに飲む。

コロナ流行以降初の居酒屋、ちょっとアフターコロナかと錯覚。
こんなことが当たり前だった日常が懐かしい。