明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

肝を冷やした間違い電話

2022-08-24 | ファミリー@東京
昨日のお昼前のこと。

一本の電話がかかってきた。
電話帳に登録していない番号だ。間違い電話かセールスに違いないと思い、
そのまま放置して出なかった。
結構長く呼んでるな・・・10回近く呼び出して切れた。

04x-xxx-xxxx  局番が東京周辺だ。
気になってこの番号を検索したら、娘が通う周産期医療センターの番号だった。
え、え? どういうこと? 病院から私にかかってくるってことは? 

急いでこの番号にかけた。電話に出た人が言うには、
「こちらからかけた電話は全部この番号になるので、誰がかけたかすぐにはわかりかねます、
 心当たりがありますか? 探してみますが」
「娘が通院しています。もういいですわ、娘に電話してみます」


娘に電話した。
「え、おかあさんどうしたの?」
よっぽどこっちの声が切迫していたのだろうか。
ピヨピヨと4号の声も聞こえてくる。平日の昼間になんで4号の声が?

「アンタ、何かあった? 今どこにいるの?」
「え、家だけど。どうしたの?」
「何もない? 異常なし?」
「あ、Rちゃんがコロナになって私もなってパパもなりかけ・・・」

さっぱり事態が吞み込めない。

「さっき、私ンとこに〇✖医療センターから電話がかかってきてさ」
「え、なんでお母さんのところにかかってくるの?」
「知らないよ~こっちが聞きたい」
「あ、それきっと間違えたんだよ私の番号と。緊急連絡先に書いた番号」
「そうなん? てっきり私はアンタが流産して救急搬送されたか何かで連絡来たかと」
「してないしてない、大丈夫」

ああよかった~。ホッ。赤ちゃんは無事だ。


と喜んでいる場合ではない。
「なにぃ、Rちゃんがコロナ? でアンタもムコさんも?」

娘の言うことには、
1週間ほど前に孫4号が保育園で発熱、PCR検査陽性、39℃が3日続いて解熱、
そのころ娘も発熱し、3日後には婿さんも発熱、
今は4号はすっかり治って元気、娘も解熱したが鼻水と咳、
婿さんはただいま発熱中で別室隔離中。
ということらしい。

「それで病院にコロナに罹った報告と次回の検診日に行けそうもないこと、
 解熱剤飲んでいいか、電話して訊いたんよ。
 その返事を間違えてお母さんのほうにかけたんじゃないの?
 私のほうにはちゃんとかかってきたよ」

そういうことか~。
しかし人騒がせな間違い電話だ。心臓がバクバクしたよ。

「8月いっぱいは家から出られそうもないわ。Rちゃんすっかり元気だからさ、
 どうやって家の中で遊ばせるか」

近かったら面倒見に行ってやりたいけどね、と言うと
高齢者が何を言うかと鼻で嗤われてしまった^^;


周りで発症したという話も聞かないので、いまいちピンと来なかったが
そうか、とうとう身内も罹ったか~。
ゼロコロナの国から帰って来た息子家族はどうだろう。
誰も1回もワクチン接種していない。もうすぐ学校が始まるし・・・。
あぁ心配し始めたらキリがない。


途中からビデオ通話に切り替えて話していると、
廊下のドアの向こうからムコさんがひょっこり顔を出し、
林家三平みたいなお辞儀をしていた。



祈!早期回復!