明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

物忘れ外来、受診

2022-08-28 | 母との確執
先日、母を「物忘れ外来」に連れて行った。
弟夫婦と私の3人が付き添った。

「このごろ何でもよく忘れるから、いっぺんちゃんと診てもらおか」
弟によると、全然抵抗することなくすんなりと母はOK したそうである。

もう、何を診てもらうのかもわかっていないのかも。
医者に行くのだということはわかったようで、
保険証やら医療証やらを引っ張り出して、別のところに入れてあった。
母なりに準備をしたつもりなのだろう。



予め、これまでの母の暮らしぶりや現状などをまとめたメモを病院に渡してあったが
初診のDr.はちゃんと目を通してくれたようだ。
気さくな感じのDr. 挨拶をしてさっそく問診が始まる。

「今日は何しにここに来ましたか。体調はいかがですか。よく眠れてますか?」
から始まった。
あとはいわゆる長谷川式スケール。


(一般社団法人老年医学会「改訂長谷川式簡易知能評価スケール」)


付き添いの3人も興味津々で、心の中でやってみる。
なかなか難しい質問もありドキッとする。
(3人とも明日は我が身^^;)

「何歳ですか?」の質問に答えられず、
「昭和3年生まれです」と答える母(合ってるけど)。
引き算はスラスラ正解なのに、数字を逆から言うのは出来ない。

面白かったのが、野菜の名前を思いつくだけ言ってみてというもの。
母がまず答えたのが「三つ葉」。その次が「百合根」。
(マイナーというかマニアックというか。茶碗蒸しでも作るつもりかしらん)
ねぎ、玉ねぎ、しろ菜、菊菜、しいたけ、ブロッコリー、、、、たくさん言えたけど、
ジャガイモやトマト、キャベツなどのメジャーなものは出てこない。


そのあと母は血液検査に行き、残った家族が問診を受ける。
いつ頃異変に気付いたか、今困っていることは何かetc.

Dr.が言うにはおそらくアルツハイマー型認知症だろうと。
数年かけて徐々に進行していて、本人もわかっているだろうが、
上手く取り繕うから一緒に住んでいなければ周りはなかなか気づかない。
気づく頃には相当進んでいる段階だという。

そういえば、テレビのアンテナ線引っこ抜いたり、お風呂場で踏み洗いして転んだり、
ここ2,3年の不思議行動も認知症の兆しだったのかもしれない。

昼食をはさんで、もっと詳しい認知機能検査と脳のMRI検査を受けて終了。
2級障害者なので、これだけの検査を受けても会計は500円である。


結果は9月中旬ごろに。
そのあとはどうなるのか、どうしたらいいのか。