明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

親不孝娘、親に気づかず^^;

2025-01-31 | 母との確執
今年初の母訪問。
母のいる施設は玄関を入るとロビー兼談話室があり、
そこにはいつも数人のおばあさんが談話するでもなくぼおーっと座っている。
一応TVはついているものの観ている様子もない。
外から来た面会者は、その横を軽く会釈しながら奥にあるエレベーターのほうへと通り抜けるわけだ。





昨日、私も通り抜ける際におばあさんたちをちらと見るともなしに見た。
その中にひとり、母と似た感じの人がいたが、年寄りはみんな似たり寄ったりだし、
その人もこっちを見ていたが無反応だったので、
そのままエレベーターで2階へと上り、母の居室を訪ねた。

あら、いない。
え、さっきのひとがもしかして母だったの?
部屋に閉じこもっていないで他の人とおしゃべりしたら?気の合う人がいるかもよ
といくら言っても空返事ばかりだったひとが、談話室にいる?
いったいどうしたのだろう?
と思いつつまたエレベーターに乗って下り、談話室に戻り、傍まで行ってようやく母と確信する。
「ああ、あんたやったん」と母。
「ここにいるとは思ってなかったから全然気ぃつかへんかったわ。誰かとおしゃべりしてたン?」
「いやいや、ここでTV観てるだけ」

母の右目はほとんど見えていないので私を認識できなくても仕方ないが、
私はなんで母を認識できなかったのだろう。

1、着ている服が私の知らないものだった
2、あとから思えば厳しい表情だった(緊張していたのか)
3、マスクで顔半分隠れていた
4、ここにはいないとの思い込みが私にあった

まぁこんなところか。
いくら似たり寄ったりのおばあさんたちとはいえ、自分の親を見分けられないとは…
ちょっとショックだ





2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私もあるある (にゃんころりん)
2025-02-01 16:08:00
こんにちは。

部屋にいるものという先入観で見過ごしたんでしょうね。
お母さんが目立つ髪型やファッションなら気づいたでしょうが、
例えは悪いですが、パンダの群れから一頭のパンダに気づけよと
言われても難しいのと同じです。
うちの母の施設ではたまにイベントで撮影した集合写真を送って
きますが、母を探すのに手間取ります(笑)同じく親不孝娘ですわ。
返信する
没個性 (pukariko)
2025-02-01 17:29:03
>にゃんころりんさん
こんにちは。
にゃんころりんさんもですか。
髪型も着ているものも似たり寄ったりで、見てくれはみんな同じに見えます。
どんどん没個性になっていきますね^^;
それでも体つきとか何かで自分の親ぐらいわかりそうなものだけど…なさけなや。
そういえば子どもの運動会でも、みんな同じ体操服なのでよその子を応援してました(笑)
そもそも人はどこを見て個人を判別しているのか。
赤ちゃんはいつどうやって自分の母親を認識するのか。
その認識力は年とともに衰えていくのか。
認知症のせいと思いますが、母は全く職員さんの顔や名前を覚えられません。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。