結論を先に言えば、2人で行くことになってしまった。
連休明けの旅行日和、楽しいはずの温泉行きが・・・まぁそれなりに楽しんだけど。
ちょっと残念、いろいろ考えさせられた出来事ではあった。
始まりは「たびとも」のIさんからのLINE。
「Eさんが温泉に行きたいと言ってるので、一泊でどこか行きませんか」
「え、行けるものなら行きたいけど大丈夫?」
去年会った時のEさんは歩くのはおろか、立っているのもやっとという感じだったし、
Iさんも脊柱管狭窄症で調子が悪かった。
もうこの3人での旅行は無理と思ったものだ。
去年の記事↓
たった2年、されど2年(2022.06.24)
Iさんが電話でEさんと話したところによると、
薬の影響で頻尿気味だがトイレ休憩があれば大丈夫、
こないだも娘さんの車で栃木の息子のところまで行った、
電車は階段の上り下りがあるからバスのほうがいいと言っていると。
本当に?
好きな時にトイレ休憩できる自家用車とバスとでは訳が違うけど。
「そういうあなたの脚は大丈夫? 辛そうやったけど」
今は調子がいいから大丈夫、とIさん。
もしEさんが行くなら、「湯快リゾート」ならバスで宿まで直行だから歩かなくて済むという。
Eさん曰く、不安がないわけではないがバスだったら行けそうと。
温泉入ってゴハン食べて、おしゃべりしたいと。
ふーむ。
Eさんはそれでいいとしても、私とIさんはちゃんとEさんをサポート出来るだろうか。
要介護2のEさんがコケたり歩けなくなったりしたらどうしよう。
宿では車椅子を借りるとして、無事に帰ってこられるかしら。
これでもしIさんまで調子悪くなったら・・・
なんかもう気分は温泉でノンビリどころではなくなってきた。
でもせっかく行きたい気分なのだから、じゃあ近いところで白浜でも行く?
湯快リゾートの白浜行きバスは京都→新大阪→天王寺とお客を拾いながら宿まで直行する。
IさんとEさんは京都から乗り、私は新大阪から合流。
京都からだと約5時間のバス旅だ。
連休明けだし、渋滞もないだろう。
よし、白浜にしようということになった。
旅行当日。快晴
そろそろ家を出ようとしていたらIさんから電話。
ドキッ、悪い予感が・・・。
「Eさん、バスに乗れませんでした」
「えー!なんで?」
「あれだけ乗り場は八条口と言ったのに、中央口で待ってはった。
早く八条口まで来て、と言ったけどEさん、無理やよう行かんて。
バスの運転手さんに出発を待ってもらってたけど、これ以上は無理と言われて
今、私だけ乗ってます」
ああ~やっぱり。何か起こると思ってた。
不安的中。
娘さんはEさんを中央口(駅の北側)に降ろして行ってしまった。
八条口(南側)まで、人の群れの中を足の悪いEさんひとりでの移動は無理だ。
「タクシーに乗って八条口まで来て、て言うたんやけどよう乗らへんて。
私もバスに乗らずにEさんと新幹線に乗って新大阪まで行ったらよかった。
きっと間に合ってたと思うわ。今やから思いつくけどあの時はもう頭真っ白で。
あれだけなんべんも八条口、八条口て念押したのに、なんでやのん」
バスの中で責任感じて落ち込むIさん。
しょうがないよあなたのせいじゃないと慰めつつも、
しょっぱなからなんでこうなるかなぁと。
デイの送迎じゃないけど、身体が不自由ならやっぱり人から人へ対面で送り出し、
迎え入れないといけなかったのだ。
今、Eさんはどんな気持ちでいるだろうと思うと、私もどんよりしてしまった。
気持ちを切り替えて。
2人ならどこでも行ける。パンダでも見に行く?
バスの1日フリー乗車券を買い、アドベンチャーワールドへ行こうとしたら
運転手さん、「連休中頑張ったからパンダお疲れ。今日は休みやよ」
ガクッ。まぁ別にパンダ見なくてもいいし。
終点の三段壁まで行き、そこから海沿いの道を歩いて、途中バスに出合ったら乗って、
テキトーにごはん食べたりお茶したりして、ブラブラ行こか。
ところがこの辺、元々飲食店が少ないうえにパンダがお休みならお店もお休みなのよね。
おまけにバスもなかなか来ない。天気は良すぎる。
干からびそうになりながら地元の人にバス停はどこか、飲食店はどこか、尋ねながら歩く。
ようやくバス停を見つけ、一時間に一本のバスが10分待ちで来るとわかった時にはもう、
太川&蛭子みたいな心境に。
でも行き当たりばったりもドキドキで面白かった(^0^)
円月島。このあたりのバスがナカッタ。
後でわかったこと。
娘さんが「八条口でしょ」と言ったのにEさんが中央口と言い張るから、
おかしいと思いながらも娘さんは中央口で降ろしたらしい。
私たちと何度か中央口で待ち合わせたことがあったので、勘違いした or 思い込んだのだろう。
頭もアカンようになったと自分を責めるEさん。
「京都駅からどうやって家まで帰ったんですか?」
「タクシー乗った」
あら、タクシーひとりで乗れるやん。その能力をあの時発揮していれば・・・。
「次はゼッタイ行きたいて言うてはる。次は京都近辺にしよ。
Eさんの家まで押しかけて私の車で送迎するわ」とIさん。
うーん、次は果たしてあるのか~!?
しばらくはちょっと勘弁してほしい(ホンネ)。
気軽に旅行と言うけれど、Eさんはこれからはサポート体制の整った、
例えば看護師同行のツアーとかに参加したほうがいいかも。
ホテルの浴場は階段でしか行けない場所にあったし、部屋もバリアフリーじゃなかったし。
気軽にどこでもという訳にはいかない段階に来ていると思う。
つくづく自分の足でどこでも行ける歩ける幸せを嚙みしめた旅でもあり。
太かろうが短かろうが、ちゃんと動いてくれる我が足に感謝した。
連休明けの旅行日和、楽しいはずの温泉行きが・・・まぁそれなりに楽しんだけど。
ちょっと残念、いろいろ考えさせられた出来事ではあった。
始まりは「たびとも」のIさんからのLINE。
「Eさんが温泉に行きたいと言ってるので、一泊でどこか行きませんか」
「え、行けるものなら行きたいけど大丈夫?」
去年会った時のEさんは歩くのはおろか、立っているのもやっとという感じだったし、
Iさんも脊柱管狭窄症で調子が悪かった。
もうこの3人での旅行は無理と思ったものだ。
去年の記事↓
たった2年、されど2年(2022.06.24)
Iさんが電話でEさんと話したところによると、
薬の影響で頻尿気味だがトイレ休憩があれば大丈夫、
こないだも娘さんの車で栃木の息子のところまで行った、
電車は階段の上り下りがあるからバスのほうがいいと言っていると。
本当に?
好きな時にトイレ休憩できる自家用車とバスとでは訳が違うけど。
「そういうあなたの脚は大丈夫? 辛そうやったけど」
今は調子がいいから大丈夫、とIさん。
もしEさんが行くなら、「湯快リゾート」ならバスで宿まで直行だから歩かなくて済むという。
Eさん曰く、不安がないわけではないがバスだったら行けそうと。
温泉入ってゴハン食べて、おしゃべりしたいと。
ふーむ。
Eさんはそれでいいとしても、私とIさんはちゃんとEさんをサポート出来るだろうか。
要介護2のEさんがコケたり歩けなくなったりしたらどうしよう。
宿では車椅子を借りるとして、無事に帰ってこられるかしら。
これでもしIさんまで調子悪くなったら・・・
なんかもう気分は温泉でノンビリどころではなくなってきた。
でもせっかく行きたい気分なのだから、じゃあ近いところで白浜でも行く?
湯快リゾートの白浜行きバスは京都→新大阪→天王寺とお客を拾いながら宿まで直行する。
IさんとEさんは京都から乗り、私は新大阪から合流。
京都からだと約5時間のバス旅だ。
連休明けだし、渋滞もないだろう。
よし、白浜にしようということになった。
旅行当日。快晴
そろそろ家を出ようとしていたらIさんから電話。
ドキッ、悪い予感が・・・。
「Eさん、バスに乗れませんでした」
「えー!なんで?」
「あれだけ乗り場は八条口と言ったのに、中央口で待ってはった。
早く八条口まで来て、と言ったけどEさん、無理やよう行かんて。
バスの運転手さんに出発を待ってもらってたけど、これ以上は無理と言われて
今、私だけ乗ってます」
ああ~やっぱり。何か起こると思ってた。
不安的中。
娘さんはEさんを中央口(駅の北側)に降ろして行ってしまった。
八条口(南側)まで、人の群れの中を足の悪いEさんひとりでの移動は無理だ。
「タクシーに乗って八条口まで来て、て言うたんやけどよう乗らへんて。
私もバスに乗らずにEさんと新幹線に乗って新大阪まで行ったらよかった。
きっと間に合ってたと思うわ。今やから思いつくけどあの時はもう頭真っ白で。
あれだけなんべんも八条口、八条口て念押したのに、なんでやのん」
バスの中で責任感じて落ち込むIさん。
しょうがないよあなたのせいじゃないと慰めつつも、
しょっぱなからなんでこうなるかなぁと。
デイの送迎じゃないけど、身体が不自由ならやっぱり人から人へ対面で送り出し、
迎え入れないといけなかったのだ。
今、Eさんはどんな気持ちでいるだろうと思うと、私もどんよりしてしまった。
気持ちを切り替えて。
2人ならどこでも行ける。パンダでも見に行く?
バスの1日フリー乗車券を買い、アドベンチャーワールドへ行こうとしたら
運転手さん、「連休中頑張ったからパンダお疲れ。今日は休みやよ」
ガクッ。まぁ別にパンダ見なくてもいいし。
終点の三段壁まで行き、そこから海沿いの道を歩いて、途中バスに出合ったら乗って、
テキトーにごはん食べたりお茶したりして、ブラブラ行こか。
ところがこの辺、元々飲食店が少ないうえにパンダがお休みならお店もお休みなのよね。
おまけにバスもなかなか来ない。天気は良すぎる。
干からびそうになりながら地元の人にバス停はどこか、飲食店はどこか、尋ねながら歩く。
ようやくバス停を見つけ、一時間に一本のバスが10分待ちで来るとわかった時にはもう、
太川&蛭子みたいな心境に。
でも行き当たりばったりもドキドキで面白かった(^0^)
円月島。このあたりのバスがナカッタ。
後でわかったこと。
娘さんが「八条口でしょ」と言ったのにEさんが中央口と言い張るから、
おかしいと思いながらも娘さんは中央口で降ろしたらしい。
私たちと何度か中央口で待ち合わせたことがあったので、勘違いした or 思い込んだのだろう。
頭もアカンようになったと自分を責めるEさん。
「京都駅からどうやって家まで帰ったんですか?」
「タクシー乗った」
あら、タクシーひとりで乗れるやん。その能力をあの時発揮していれば・・・。
「次はゼッタイ行きたいて言うてはる。次は京都近辺にしよ。
Eさんの家まで押しかけて私の車で送迎するわ」とIさん。
うーん、次は果たしてあるのか~!?
しばらくはちょっと勘弁してほしい(ホンネ)。
気軽に旅行と言うけれど、Eさんはこれからはサポート体制の整った、
例えば看護師同行のツアーとかに参加したほうがいいかも。
ホテルの浴場は階段でしか行けない場所にあったし、部屋もバリアフリーじゃなかったし。
気軽にどこでもという訳にはいかない段階に来ていると思う。
つくづく自分の足でどこでも行ける歩ける幸せを嚙みしめた旅でもあり。
太かろうが短かろうが、ちゃんと動いてくれる我が足に感謝した。
こんにちは。こちらもフォローさせていただきました。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
東京のひとが近場で温泉と言ったら熱海や箱根というように、
関西では白浜、有馬、城崎あたりでしょうか。
私は長らく大阪を離れておりましたので関西のこともあまりよく知らなくて、
みんなが飽き飽きしているところでも結構楽しめます。
アドベンチャーワールドは休日だったので結局行けず、
どんだけライオンやサイがいるかも知らないんですよ^^;
もう何度もあります。今回は、私が親切にせねばと思っている外国人旅行者から、逆に……というところが衝撃というか(苦笑)
3月に台湾旅行、台湾人は普通の市民も私たちに優しくて(^^*) 私も日本に来る旅行者には親切に、と思った次第😅
明日は明日の風が吹くが、私の人生観ですが、タイトルとしては長すぎるかと思って。
でも「明日の風」は、ガン療養者のブログが多くて、私の能天気なブログがそこに割り込んでよいの⁉️
高齢者の旅行はいろいろありますね。ご苦労さまでした。
ならば白浜でも……が、関西の方の感覚なんですね。静岡からは「遠征」、2年半前に初和歌山県で白浜旅行しましたが、東京在住の娘は飛行機でした(゚-゚)
妻や娘はアドベンチャーワールドで、パンダに一目散(笑)
私は、パンダなしでもアドベンチャーワールドは「凄い」動物園だと思いました。普通2~3頭しかいないライオンとかサイとか無駄に何頭もいて(^o^)
語り口が面白いです。ご迷惑かもしれませんが、以降ひいきにさせてください。
こんばんは。
深い付き合いがあるわけでもない、本人の今の状況も本人の言うことしか知らない、
家族のことも知らない・・・それで旅行とは、かなり無謀な話ですよね^^;
娘さんから詳しい話を聞いてから決めるべきでした。
私の周りも一人また一人と遠出できない人が増えています。
トイレが心配だから、長時間歩けないから、腰が痛いから、エトセトラエトセトラ・・・悲しいなぁ。
ほんと、いつ何があるかわからないから行けるうちに遊べるうちに行っとかないとね。
大変でしたね。
家族関係ならともかく、友人同士の旅行で介護する、される状態は辛いです。
でも、いつかは来る道なのかなぁ刺さりました。
自分は将来、無理そうになったら友人に迷惑かけないように自粛するような客観性も持たないと、ってことも思いました。
こうなると遊べるうちに遊んどかないとなーですね(理由づけできました)
こんばんは。
ほんま、それ。行きたいと行けるは違う。
娘さんとも折り合い悪いらしく、
Iさんが「娘さんと電話代わって」と言っても代わらないらしいんですよ。
口もきかないとか。
娘さんも娘さんで、お母さんの状態をどこまでわかってるんだか。
常日頃接しているから、旅行は無理と
お母さんを止めることも出来ると思うんですけどね。
2人だけの旅行で正解だったと思います。
要介護2って私の母と同じですが、私には母と旅行なんて怖くてできないです。
間違いなくトラブります。
Eさんに付き合うなら、京都の隠れ家のような宿に泊まるならありかもです。
もちろんEさんは娘さんに送迎してもいます。
行きたいと行けるは違うことに気づいてくれるといいですね。
こんばんは。
去年会った時にもう旅行は無理と感じたのですが、
遠出をして自信がついたのか、行きたがってた。
でも行きたいと行けるは違うので。
彼女に何かあったらやっぱり私たちも責任重大ですし、気安く引き受けられない。
ちょっと認知機能も衰えてきてるのかもしれません。
しかし呑気というか能天気というか。
今回のことでまた老け込んでしまうかもね^^;
ひとり旅にはひとり旅の良さがあり、
友達とは友達との良さがあるんですけどね。
明日は我が身、私だったら行かない行けないだろうな。
ありますね。
明日は我が身かもしれませんけど。
友人と一緒だと、どうしても気を遣うので、結局お一人様ツアーが一番いいみたい。