風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

懐かしい友

2007年09月08日 | 清水ともゑ帳
ベランダで洗濯物を干していたら、ひらひらと何かが落ちてきて、網戸にひっかかった。

蝶だった。
自分の意志で飛んできたというより、台風が過ぎたあとの強風にあおられ、流されるように舞い下りてきた感じ。



私が近づいてもピクリともせず、細い足でしっかりと網を掴んでいる。
その足にも羽と同じような緑色の部分がある。



この蝶、名前は知らないけれど、私はとても懐かしい。
子どものころ、よく遊んでいた近所の竹やぶにたくさん飛んでいた。
そこを引っ越してから昨日まで、一度も見たことがなかったので、旧友と再会を果たした気持ちになった。

写真を撮り終え一旦部屋に入り、しばらくして再びベランダに出たときは、もうどこかへ飛び立っていた。


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