年頭視閲式を見て、星乃珈琲へ

夫がかねてから、「見に行きたい」と言っていた静岡県警の年頭視閲式。
毎年、私がそれを知るのはあとになってからだった気がする。
ニュースでその行事が報じられているのを見て夫が、「あ～あ、見に行きたかったな」と残念そうに言うのを聞いて、ああ、そういうのがあったんだ、と知るという感じだった。

けど、今年は違った。
前の晩に夫が、「明日は視閲式の日だ」とひとり言のように言うのを聞いて、明日は出かけたほうがいいだろうな、いや、行くべきだ、と思った。
４年前、私は病により両足の手術をして以来、次の年は何があるかわからない、明日はわからない、と切実に思うようになった。
それで夫に、「行ってきたほうがいいよ」と言うと、「一人で行ってもなぁ」と渋る。

そして昨日、JR東静岡駅近くのグランシップホールで行われた、視閲式に夫と一緒に行ってきた。
あまり乗り気でなかった私だけど、式典が始まり、警察官が入場、整列したところで、目がウルウルきてしまった。



たぶん、それからは、夫より私の方が食い入るように見ていたかもしれない。
先日 放映された木村拓哉主演の『教場』で観た場面が次々に思い起こされる。
制服から警察手帳や手錠を取り出してまた収めたり、警棒の動きを確かめたり、笛を鳴らしたり、そういった警察官の一つ一つの動作の緊張感がひしひしと伝わってきた。
もっと前から一緒に見に来ればよかった。

船をイメージしたというホールの愛称「グランシップ」。
内側から見る形 ↓ と、　



その外観 ↓ 。




視閲式のあとに寄った、「星乃珈琲」。
こちらは私が行ってみたかったお店。
ここのパンケーキが以前から気になって仕方なかった。
外観が蔵のような感じの店構え、中に入ると天井が高く、落ち着いた雰囲気。



お昼少し前、夫がオーダーしたのは、ビーフシチューオムライスドリア、



私は、スフレパンケーキのダブルをメープルシロップで。



おいしかった！　おいしかったんだけど……、
これまでずっとこのパンケーキに恋焦がれて自分の想像が膨らみすぎてしまったせいか、満足度が100パーセントとはいかなかった。
それでちょっと気持ちが消化不良で、ほかのカフェで出されている厚みのあるパンケーキが気になり始めている。

１月10日は「110番の日」。
それで、警察の視閲式も１月10日だったのだと、帰宅してから知った。
今日も各県警の視閲式の動画を見ては余韻に浸っている。