カメの眼通信

青空を見上げるカメの眼は、ルビーのような赤い色。

カエルの恩返し

2009年12月04日 | 掲示板
管理人です。

本日、広島大学まで車で往復しました。

今を去ること10年前。
九州大学が統合移転するにあたって、
新しく大学が出来るということがイメージできない私は、先行事例として広島大学を取材したのでした。

葡萄畑に出現したニュータウン。
広島大学の印象でした。
それ以外、これといってみるところもないなーと思って帰ろうとしたとき、現地を案内してくれた野人のようなM君が案内をしてくれたのが、「生態実験園」でした。

小さな谷がひとつ。
湿地とたんぼが残されていました。
「だって、田んぼをつくるために里山はできたわけだろう」と、生態実験園をつくられた方は、私に里山における田んぼの重要性について教えて下さいました。

これで自信が持てました。
里山には田んぼが必要なのです。
生き物にとっても、日本人である私たち人間にとっても、田んぼがは必要なのだと確信をもつことが出来たのです。

それから10年後。
広島大学の生態実験園で、ひとりでアカガエル調査を行っているIさんのために、はるばる九州からやって来ました。
手には自作したカエルモニター装置を携えて。カエルの鳴き声モニタリング調査のモニターです。

一年間の無償貸し出しです。
電源を強化した装置をモニターしていただくお仕事です。

これで少しはカエルの恩返しが出来たかも知れません。それにしても、片道400キロメートルは遠いなぁ~
コメント
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