管理人です。
NHKのテレビプログラム「小椋佳という生き方」を見た。
いや、正確には見逃し配信NHKプラスで見た。
彼も「歳をとったな」というのが正直な感想だ。
私が彼と会ったのは、40年以上も前にもなる。
修学旅行で東京に行った際に、
彼に電話をして喫茶店に出てきてもらった。
もちろん無理強いして。
地方に住むファンが上京したからといって、
わざわざ貴重な時間を潰して会う必要などないものを。
小椋佳は二足のわらじを履いていた。
私は彼の足元にも及ばないが、
彼のような生き方に憧れていたのは確かだ。
叙情よりも叙事の方が好きだった。
けれども、彼が作った歌だけは歌っていて恥ずかしくないのだった。
不思議なシンガーソングライターだ。
稀有な、
どこにもいないシンガーソングライターであり、
銀行員であった。