らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

東北紀行(その3)山形市

2008-10-28 | 旅行

東北の歴史探訪3回目の今日は山形市の「立石寺」をご紹介します。

「立石寺」は正式名称を「宝珠山 阿所川院立石寺(ほうじゅさんあそかわいんりっ
しゃくじ)」と言い、歴然とした天台宗の寺院です。
860年(貞観2年)、清和天皇の勅命によって、円仁(えんにん・慈覚大師)が開基したといわれています。

また、「立石寺」は別称を「山寺」と言います。
「山寺」はこの土地の地名ですが、観光客には通称の「山寺」の名称の方がよく知られているのではないでしょうか?

・立石寺(別称 山寺)の山門です。


・「立石寺」本堂です。


・「立石寺」の根本中堂は国宝となっています。


・立石寺の奥の院です。
 山門から奥の院までは800余段の石段が続いています。
 途中には多くの歴史的建造物や石仏があります。
 その途中にある「蝉塚」は芭蕉の名句を納めて石の塚をたてたものだそうです。


・松尾芭蕉は奥の細道を旅する途中でここに立ち寄りました。
 そして、ここで詠んだ句が有名なこの句です。     
   「閑かさや 岩にしみ入 蝉の声」


・松尾芭蕉の銅像です。
 芭蕉は生涯に亘って日本各地を旅したと言われています。
 そして、最後に西に向かって旅たち、大阪の南御堂で門人たちに囲まれて息を
 引き取ったと伝えられています。
  芭蕉の辞世の句は
    「旅に病んで 夢は枯れ野を かけ廻る」
  旅に生き、旅に死した、正に芭蕉らしい句ですね。


・険しい岩間にある「五大堂」です。
 「慈覚大師(円仁)」が五大明王を安置し、仏法の隆盛と天下泰平を祈った道場
 です。
 ここは「立石寺(山寺)」随一の展望台となっています。


(一言メモ)
 童謡で「山寺の和尚さん」がありますが、ここに歌われている山寺は「立石寺」と
 全く関係はありません。
 単なる山寺のイメージで書かれたと言うことですが、一説には福岡県の浮羽に
 ある「大生寺」の和尚さんをモデルにしたとも言われています。

・参考までに歌詞を書いておきます
 「山寺の和尚さんが、まりは 蹴りたし まりはなし ネコを かん袋に押し込んで
     ポンと蹴りゃ ニャンとなく ニャンがニャンとなく ヨイヨイ」