らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

オオイヌノフグリ

2013-03-11 | 

先日、NHKの文芸選評という俳句の番組で、イヌノフグリを詠んだ句を披露していましたが、その中で、イヌノフグリを知らない人が多いと言っていました。
そこで今日は私の畑に咲いている「オオ(大)イヌノフグリ」をご紹介します。

イヌノフグリはオオバコ科クワガタソウ属の越年草で、3-5月にかけて、淡いピンク色をした3-5mmの花をつけ、花弁には紅紫色のスジが入る雑草で、「オオイヌノフグリ(大犬のふぐり)」の花に比べ、ややピンクがかっています。
俳句では春の季語となっており、高浜虚子は「イヌフグリ」を次のように詠んでいます。

  「犬ふぐり 星のまたたく 如くなり」 虚子

・畑の畦道に群生しているオオイヌノフグリです。虚子が詠んだように、まるで星が瞬いているような、小さなブルーの綺麗な花です。


この花は西アジア原産の帰化植物で、明治時代中期に渡来し、日本では北海道から九州まで各地で見られるそうです。
直径1センチほどの小さな花ですが、コバルトブルーの花弁はとても美しく、畦道で踏みつけるのが可哀そうなくらい可憐に咲いています。



4枚の小さな花弁は、日が当たると広げ、日が陰げると閉じる1日花です。



名前の由来は、秋にできる小さな実の中央のくびれた形が犬のふぐり(陰嚢)に似ていることから、日本の植物学者の父と言われている牧野富太郎が命名したそうです。

・これが名称の由来となったイヌフグリの実です。(ネットより)