目上の人や上司に気に入られ、また実力を認められることを「おめがねにかなう」と言いますが、この「めがね」というのはいったいどんなめがねなのでしょうか?
そこで調べてみました。
メガネには近視や遠視、乱視のメガネのほかにサングラスや水中メガネなどいろいろありますが、「おめがねにかなう」のメガネは、実は拡大鏡のことだそうです。
拡大鏡と言えば、通常は、新聞などの文字を大きく読みやすくしたり、美術品などを鑑定するのに使う、所謂、「ルーペ」のことですが、この物の鑑定から転じた、目利き、物の見分けの意味が人物鑑定にも使用されるようになって、「課長のおめがねにかなう」などと使われるようになったそうです。
・「おめがねにかなう」の謂れとなった「めがね(拡大鏡)」です。
この「おめがねにかなう」という言い方について、過去の調査によると、本来の言い方である「お眼鏡にかなう」を使う人は45.1パーセント、間違った言い方の「お目にかなう」を使う人が39.5パーセントという結果があるそうです。
もし使用する場合は間違わないように気をつけたいものですね。