らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

奇特

2014-07-28 | 雑学

今日は6月5日に公開された文化庁の「ことば食堂」第4話をご紹介します。
メニューは「奇特」です。

動画「奇特」の内容は次のようなものです。
ある家庭の母と娘の会話です。
娘の友達が新聞配達して大学の学費を稼いでいるという話題になり、「今どき奇特な若者ね」「あんたも見習いなさいよ」と母が言うと、娘は「へー、人と変わっていることって見習ったほうがいいんだあ~」と言い、母と娘の間で奇特の意味に食い違いが生じたという内容です。

「奇特」の意味について、皆さんは次のどちらだと思いますか?
(ア) 「優れて 他と違って感心なこと」でしょうか?
(イ) 「奇妙で珍しいこと」と言う意味でしょうか?

『奇特』 とは、本来 『優れて  ほか と違って感心 なこと 』という意味なのです。
「平成 14 年度の『国語に関する 世論 』 で、その意味を聞いたところ、本来の意味ではない 『奇妙で珍しいこと  』と回答した 人の割合は 約 25%だったようです。
年代別では、20 代以下の年代で 42.7%以上の人が『奇妙で珍 しいこと 』と回答したと言うことです。

『奇特』という言葉が『奇妙で珍しいこと』として使われている理由としては,『奇』という字が『奇妙』のほかに,『奇抜』『奇怪』という言葉や『奇をてらう』といった言い方でもよく使われることから,これらの言葉の意味が影響していることなどが考えられると解説していました。

『奇特』の本来の意味は、『優れて ほか と違って 感心なこと 』です。
間違って使用しないように気をつけたいものですね。