高齢者を狙った振り込め詐欺(オレオレ詐欺、架空請求詐欺、融資保証詐欺、還付金等詐欺を始めとする特殊詐欺)の被害額が、平成26年は約376億円となり、前年同期比、約1割増加したそうです。
一向に減らない振り込め詐欺ですが、先日シャープが振り込め詐欺を防止する機能を備えた電話機を発売すると発表しました。
シャープが発売するこの電話機は、電話帳に登録していない番号から着信があるとランプが赤色に光り、相手側に「名前をおっしゃってください」「通話は全て録音しています」などの警告メッセージが流され、全ての通話が録音されるほか、非通知の番号からの着信は拒否します。
受け手側は名前を確認してから電話を取るかどうかを決めることができ、通話を終えた後には、「怪しい電話を受けた場合は知り合いに相談を」と注意を促してくれるそうです。
機種は4種類で、想定価格は税抜き1万6千円から3万8000円、2月27日から順次発売するそうですが、今後、高齢者の世帯が多い東京・足立区の100世帯で実証実験をして効果を検証するとのことです。
一人住まいの高齢者と離れて暮らしているご家族の方、振り込め詐欺に遭わない方策の一つとして、検討の余地がありそうですね。