らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

利休鼠

2015-02-15 | 雑学
日本の抒情歌に、北原白秋が作詩した「城ケ島の雨」があります。
この歌の中には「利休鼠(りきゅうねずみ)」という言葉が入っていますが、利休鼠って、何のことかご存知でしょうか?

利休鼠とは、色名の一つで、JISの色彩規格で「緑みの灰色」と規定しています。
色名に「利休」が冠される場合は、桃山時代の大茶人千利休から茶道を連想し、茶葉や抹茶の緑色に思いが及んだものとされているようであり、利休鼠は、鼠色が流行した江戸時代に登場した色名で、茶人千利休(1522~1591年)が好んだと伝えられる緑みがかった鼠色です。
利休が好んだ利休色には、他に利休茶、利休柳などがあります。

・これがJIS #69735C(105,115,92)の利休鼠の色です。(ネットより)


利休鼠は、北原白秋(1885~1942年)による「城ヶ島の雨」で歌われてから、時代を超えて多くの人に知られるようになった色だそうです。
では、その利休鼠の雨が降る懐かしい「城ケの雨」をお聴きください。

    「城ケ島の雨」 倍賞千恵子
                 北原白秋 作詞
                 梁田 貞(やなだ ただし)作曲
♪ 雨はふるふる 城ヶ島の磯に
  利休鼠の 雨がふる
  雨は真珠か 夜明けの霧か
  それともわたしの 忍び泣き
  舟はゆくゆく 通り矢のはなを
  濡れて帆上げた ぬしの舟
  ええ 舟は櫓でやる 櫓は唄でやる
  唄は船頭さんの 心意気