らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

健康と運動

2017-08-25 | 情報

健康志向の高まりから運動をする高齢者が増えています。
健康を害して寝たきりになったり、家族の手助けが必要になると、本人も家族も辛いですよね。
「自分の健康は自分で守る!」
しかし、運動が良いからと言って過度な運動は却って体によくないと言われています。
今日は健康によいとされる運動の目安について調べました。

日本生活習慣病予防協会によれば、運動のやり過ぎは心臓病リスクが上昇するので注意が必要とのことです。
運動を行うと、エネルギー摂取量と消費量のバランスが改善され、減量効果が期待できるとともに、運動を続ければ、骨格筋や心肺の機能も向上します。
しかし、運動を一定の量以上やり過ぎると、かえって逆効果になる場合があるということです。

米国のカリフォルニア大学ローレンスバークリー研究所とハートフォード病院のポール・トンプソン氏(心臓病学)がランニング、ウォーキング、サイクリング、サッカー、野球、陸上競技など、さまざまな運動を習慣として行っていて、心筋梗塞などの心臓病を経験したことのある2,400人の男女を対象に調査を行ったところ、1週間に48kmのランニング、あるいは74kmのウォーキングを続けた人では、心臓病のリスクは65%低下したそうです
そして、1週間に5日運動すると、ランニングは1日約10km、ウォーキングは1日約15kmの量にそれぞれ相当するとし、運動量が増えると、心臓病による死亡リスクは低下することが明らかになったということです。

ところが、それ以上の運動をすると、逆に心臓病のリスクは上昇することが明らかなり、運動のやり過ぎはかえって体に悪いことが示されたそうです。
「ランニングやウォーキングは、距離を延ばせばそれだけ恩恵が増すというわけではなく、一定レベル以上、具体的には週48km以上のランニングは、危険性を高めることが示めされたのだそうです。
「健康のために30~40分の活発な運動を毎日続けるべきだと言われていますが、運動量が多ければ良いというものではありません。

先日の新聞にも「過度な運動は体に毒?」と題して気になる記事が載っていました。
それによると、「病気に役立つ適度な運動の目安」として次のように書かれていました。

                   平均歩数((一日当たり)  内、早歩きなど中強度活動時間
・メタボリックシンドローム      1万歩              30分以上
・高血圧・糖尿病          8000歩              20分以上
・がん                 7000歩               15分以上
・認知症・心疾患          5000歩              7.5分以上
・うつ病                4000歩               5分以上

これは群馬県中条町の65歳以上の5000人を17年間追跡した調査でわかったことだそうです。
この中で、運動はすればするほどよいのかと言うと、そうではありません。
激しい運動をすると体内に多くの酸素を取り込もうとします。すると、細胞や遺伝子を傷つける活性酸素が体内に発生します。
その結果、心臓にダメージを与えて不整脈になったり、血管の内側を傷つけて動脈硬化が進んだりする可能性があると言うことです。

まだまだ猛暑が続きます。
炎天下の運動は避けなければなりませんが、朝夕の涼しい時間帯に、上記の運動量を目安として、「自分の健康は自分で守る!」を合言葉に、適度な運動を励行しようではありませんか。