らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

女は三界に家なし

2017-08-16 | 雑学

今では死語となったような諺ですが、嘗ては、「女は三界に家なし」と言われた時代がありました。
皆さまもお聞きになったことがあると思います。

「女は三界に家なし」とは、女は何処にも安心できる家がないという意味です。
「三界」は「さんがい」と読み、欲界、色界、無色界のことです。

欲界とは「欲のある者が住む世界」のことで、地獄から神々が住む天界の一部の世界です。 
色界とは「肉体と精神は存在するが、欲の無くなった世界」で、梵天が住む世界から大自在天の住む世界までのことです。 
無色界とは「欲も肉体も消滅した世界」です。つまり精神世界です。
その中で最も正常なる精神が行き着く世界が有頂天です。
従って、三界とは、地獄から有頂天までの世界の事で、この世の全ての世界、所謂、三千世界のことです。

そして「三界に家なし」とは、安楽に過ごせる場所がないと言うことです。
女は家にあっては父に従い、嫁入り後は夫に従い、老いては子に従うのが道とされたので、生涯自分の城を持つことがなく、哀れなものだと言われていました。
これは女性の身分が低く、女性の自主性を認めなかった封建的な時代での話です。

現在は男女平等・同権の社会であるのでこのような男尊女卑的な考えはありませんが、それでも中には心得違いをしている男どもがいるのは事実です。
否、現在では女性にも言えるかも知れません。

先日は、豊田議員の暴言・暴行が暴露され問題化しました。
秘書に対してあのような暴言・暴行を働くとは、例え東大出身の優秀な頭脳の持ち主でも、人としては許されません。

彼女は「私は偉いのだ」。「自分以外は皆私の奴隷だ」、とでも思っていたのでしょうか?
もしそうなら、今すぐに国会議員を辞職すべきです。
そのような人にこの国の運営に携わっていただきたくありません。

何を勘違いをしているのか。
顔を見ただけでも腹立たしくなります。