お盆が終わりましたね。
昨日は京都五山の送り火が灯され、精霊がお帰りになられました。
各ご家庭でも、お盆の期間中ゆっくり過ごされたご先祖様の精霊は送り火に見送られてあの世にお帰りになられた事と思います。
又、来年の再会まで、気持ちも新たに善行に励みたいものです。
我が家では精霊ではありませんが、二人の孫が帰ってきて元気な姿を見せてくれました。
孫たちは小さい頃から回転寿司が好きだったので食べに行くことにしました。
家庭料理は余り食べないのに、回転寿司なら10皿位平気で食べるのです。好きなものはいくらでもお腹に入るようですね。
ところで、回転寿司店では、会計時に客が「おあいそう」と言うボタンを押して店員に知らせると、店員が来て代金を計算してくれるのですが、でも何故、会計をすることを「おあいそう」と言うのでしょうか?
そこで調べてみました。
「お愛想」という言葉は、会計時、お店側が「今日はわざわざお越しいただきましてありがとうございます。こちら、色々と不手際などございましたかもしれません。それなのに、会計のことを申し上げるなど愛想のないことで恐縮です。大変失礼いたしました。どうぞまた、これに懲りずにお越しくださいね」などと言って勘定書きを渡していたのが、いつの間にか「勘定」そのものになったのだそうです。
一説には、明治時代の雑誌「風俗画報」に「勘定をあいそなどと言う尤も面白し」と記載されたのが全国に広まったものだそうです。
では、お客の側からお店の人に「お愛想!」と言ってしまうと、どんな意味になってしまうのでしょうか?
「お愛想」とお客が言ってしまうと、
「このような愛想のない店からはもう出たいので、精算してくれ」というニュアンスになってしまうのだそうです。
なのでこのような場合は、
「お会計お願いします」「お勘定お願いします」という言い方にしたほうが無難だと言うことです。
「お愛想」と言う言葉が一般化しているので、うっかり使ってしまいそうですが、言葉の本来の意味合いを理解し、十分注意したいですね。