三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

冬の札幌住宅視察ツアー

2009年02月14日 07時11分32秒 | Weblog



来週火曜日から、東北水沢から
北海道の住宅見学ツアーが来られます。
受け入れを依頼されたので、その準備作業に、関わっておりました。
見に行く住宅は全部で10件以上。

テーマは、北海道住宅の性能とデザイン。
特徴的な住宅建築や設備仕様の住宅を見たい、というのですね。
いまは東北でも、エコロジーの観点から
暖房設備について関心が盛り上がっており、
とくにヒートポンプの施工例について、理解を深めたい、
というリクエストが寄せられました。
そういうテーマを与えられて探し始めましたが、
やはり北海道の建築家たちのネットワークから、
実にさまざまな取り組み情報が寄せられた次第です。
まだ、社会的には発表されていない実験的なシステムであるとか、
みなさん、大変革新的に取り組んでいる現状を確認できました。
なので、コーディネーターのわたしも初めて見る住宅が多く、
深く楽しみにもしている次第です。
そういえば、デザイン専門と思っていたある設計者と
旭川の「北方建築総合研究所」の研究発表会でばったり会ったこともあり、
建築家のみなさんの勉強意欲は北海道では高い。

北海道以外では、
どうもこのあたり、デザインとテクニカルが分離して蛸壺的に
凝り固まっているのではないかと思える部分があります。
ユーザー側からすれば、ようするに「いい家」という要件のことであって、
どちらが勝って、負けてという話ではない。
どちらもバランスよく整合的になっていなければ困る。

っていうようなことですが、
案外わたしは、こういうスケジュール調整の仕事って
面白くて、好きではあります。
むかし、旅行代理店というのも面白いかなぁと
思った時期があるくらいで、段取り仕事・プランニング両進行で
楽しい見学プランになっていくのは、作るよろこびにつながっている。
もっとも、あちこちには頭を下げなければいけないのですが、
そういうときに、普段疎遠なひとと話すことも楽しみ。
でもまぁ、すべてがうまくいくばかりではなく、
スケジュール調整では、いろいろ変更なども頻発せざるを得ない。
そんなプロセスもありながら、今回も
なんとかスケジュールが確定いたしました。
仙台の建築家グループのみなさんからは、
「また、北海道ツアー、組んでくださいよ~」
と前々から頼まれているのですが、
取り組む前から多忙になって、なかなか着手できません(泣)。
また、みなさんに喜んでいただけるツアー企画したいです。



北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする