三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

JERCO北海道支部勉強会

2009年02月06日 07時19分49秒 | Weblog



ことし、わたしが関係している北海道R住宅推進協議会では
超長期住宅先導的モデル事業として、
住宅リフォームの制度システムを提案します。
いまは最終的な制度の詰めを行っており、
近日中には、成案として申請手続きに入る予定。

そういうことになると、
さっそくその事業主体を募集し、
事業規模の確定をして、予算申請をすることになります。
そんなことから、住宅リフォームの業界団体としては
JERCO~日本増改築産業協議会などとの関係づくりが求められます。
きのうはたまたま、北海道支部の定例勉強会ということで、
わが社の2階スペースで20名以上の方達が集まりました。
この会には、リフォーム専業者と、大手住設機器メーカーさんも
多数参加されています。

講演のテーマとしては
「デザインと、リフォーム」みたいな話題でしたので、
まぁ、北海道の住宅デザインの流れや
北海道R住宅の制度の説明などを行わせていただいた次第です。
会員のみなさんには、やはり初めて聞くようなお話のようでした。
制度の訴求にはやはり時間もかかるし、
普及の道のりは大変長いものがあります。
国の政策というのは、
このあたり、説明などのコミュニケーションにほとんど
価値認識を持っていない気がします。
去年の超長期住宅のときも、霞ヶ関の一会場で記者会見を開いて
それで、そこから1ヶ月後に提案申請を締め切るというもの。
そういう駆け足型なので、やはりさっぱり浸透はしない。
北海道では、地方自治体としての長い住宅施策運営の歴史と積み重ねがあったので
こういう短時間、周知徹底の不足政策に対しても
対応することが可能だったのですが、
今後の重大な課題として、こういう部分をどうするのか、
まぁ、難しいなぁと思わざるを得ませんね。
制度についての最大の受益者たるリフォーム産業に対して
政策施策のルートがまったく確保されていない。
それより前に、まだ制度設計の最終的な詰めが未了なのです。

しかし、ユーザーにとってはメリットが大きいものですので、
なんとか、周知と参加意欲の盛り上げを計っていきたいと考えています。
<写真は発寒川岸からの札幌岳>


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