三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

公開討論の進行係・意見引き出し役

2009年02月17日 05時27分50秒 | Weblog



きのうは仙台にて、写真のようなイベントで講師をやっていました。
東北電力さんが中心になって、
「エコリフォーム」という切り口で業界を盛り上げようという企画。
わたしに割り当てられた役割は
全体で3時間半の構成の内、最後の1時間20分ほどの
「パネルディスカッション」のコーディネータ。
コーディネーターというのは、初めてやってみる仕事で、
なかなか自分の中でイメージが掴みきれない。
自分でパワーポイントデータを使って
論旨を展開していく「講演」とは違って、
パネラーとして参加されるみなさんの対話・発言を紡ぎながら、
でも一方では、全体として論議に方向性を与えなければならない。
というものですが、参加者のみなさんとは会場で初めて会う方もいる(汗)。
すり合わせといっても、遠隔地同士なので
そういう時間を取ることは不可能。

そんな条件でのお話しだったので、
まずは、わたしのほうでまとめたパワーポイントを展開しながら、
各パネラーの意見を引き出して、
全体として、最後は宮城県・東北でのリフォームの盛り上げという
地点に落とし込めるように考えながら進めた次第。
まぁ、北海道の事例とかが、わたしの本分なので
北海道でいま、進行しているリフォームについてのプロジェクトを
ご紹介し、そういう方向の東北での可能性を提起する、
という流れにして、会場のみなさんの反応や意見も引き出せたら、
と考えてみました。

結果として、最後には
会場の最前列で熱心に聞いていただいていた参加者の方から、
大いに共感できた、大いに盛り上げたい、
っていうような望外な発言も飛び出してきて、
うれしい思いができました。
パネラーのみなさん4人のうち、3人まで
仕事ぶりもよく存じ上げていて、意見の方向性が見えている、
というポイントが大きく、
ご意見番を引き受けてくださったパネラーのみなさんとの
呼吸がうまく運べた、ということで感謝の気持ち一杯であります。

終わってからは、参加された方から名刺交換もさせていただき、
今後いろいろな展開を図れたら、と思えました。
でもまぁ、やっぱりこういう役は
なかなかに骨が折れるなぁ、というのが実感。
これまでパネラーとして好きに発言していた経験はありますが、
その意見の引き出し役って、複式思考みたいな能力が必要ですね。
ともあれ、なんとか無事に終わってほっとしております。
ふ~~~。



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