三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

Q1.0と、Q10

2009年02月20日 05時37分41秒 | Weblog



写真です。
仙台の女性スタッフが手にしていたサプリメントが右側。
左側は、ことし発行して反響を呼んでいるQ1.0住宅特集号。
先日も朝日新聞他で宣伝を入れまして、
書店注文とか、反応がたくさん入っておりまして好評発売中です。
Q1.0住宅って、住宅の性能を表現するもので、
熱損失係数(Q値)1.0という概念なのですが、
そういう言葉を使っても堅苦しいばかりだ、
ということから、じゃぁ、いっそ、Q値という表現の方を
一般化させちゃおう、ということから命名したものです。
キューワンという読み方にして、
まぁ、かっこいいのではないかという期待もあります(笑)。
言葉としての概念規定は
「現行の次世代省エネ基準から、さらに暖房用消費熱量を北海道で半減以下にする」
というものとしているのです。
単行本、正しくは特別別冊として全国流通させているのですが、
そういう意味では、北海道が培ってきた住宅の「技術」というものを
全国レベルのユーザーに直接広報する機会である、
とも考えて、積極的に販売活動を行っている次第です。

なんですが(笑)・・・、
わたしなんかのような男性の場合、
右側のようなのは全然身近ではないので・・・(汗)
そっくりなんですね~。
笑ってしまいました。
なんでもこっちは、キューテンと発音するのだそうで、
コラーゲンだかのサプリメント系の商品としては
わりと一般的によく理解されているものだそうです。
女性によく購入されるタイプの商品だそうで、
そういう意味では、かえってアナロジー喚起効果はいい線を行っている。
住宅性能の話が、一気に身近になる効果がある。
女性のお肌の若返り効果云々と、住宅の性能向上。
なかなかキッチュで、心理的部分での効果としても悪くはない。

なにより、商品ロゴを考える人たちの価値観から
こういう表現にたどりつくことがひとつの解であるという例証。
わたしたちが、Q1.0と名付けたことが
名付けとして、ネーミングとして、そう悪くない選択だった証明とも考えられる。
・・・どうかなぁ、ちょっと我田引水かなぁ(笑)。
でもまぁ、それほど遠くもないのではないでしょうか?
この本の発行後、Q1.0住宅という概念は、
少なくとも住宅業界では相当に進んだと言えるので、
役割は果たしていると思える部分です。

ということですが、
全国書店で発売していますので、ぜひ、お買い求めください。
サプリじゃありません、住宅の本です(笑)。
どうぞよろしくお願いいたします。




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