今週はいろいろなセミナーやら会合参加、仕事打合せで東京。
きのうはあるセミナーが開かれていまして、参加してきました。
なんですが、その会場の案内を見たときから
どうも胸騒ぎがしておりました。
というのは、東京都千代田区神田神保町という
会場住所に激しく反応してしまった(笑)。
わたし、若いときに東京で広告会社勤務していましたが、
その当時のクライアントがこちらの住所にあったのです。
当時から都営地下鉄線はあったのですが、そのころはまだ「三田線」という
名前がつけられていなくて、都営6号線という味もない名前の線で、
神保町が最寄りの駅だったのです。
で、セミナーの会場も以前、お世話になっていた会社のすぐ近く。
歩いて1分ほど。
ということで、少し早めに着くように段取りして、
よく通っていた会社周辺を散策してみました。
そうしたら、もう35年以上前なのに、
そのビルがまだ建っておりました。
その会社はとうの昔に自社ビルを建てて移転していますが、
ビルはそのままで残っていまして、別の会社が
というか、当時からそのビルのオーナーだった会社が使っておりました。
屋上に特徴的な球状の設置物がありまして、
目印になっていた。
で、周辺に目をやっていると当時、よく仕事の打合せで使っていた喫茶店が
まだ残って営業している(!)。
35年というと、地方都市ではなかなか痕跡も残らずに変遷していくのですが、
不思議と東京はそういった積層があるものですね。
むしろ地方よりも、東京の方がそのように残っていく可能性があるのかも。
地方の場合は、その成り立つべき経済的基盤が弱いので
どんどん建て替えられていくけれど、
東京では、一定の経済基盤が底堅いので、存続可能性が高い。
仕事の合間、ちょっとしたノスタルジーを感じておりました。