三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

え、ロシアデー?

2013年02月08日 05時36分16秒 | Weblog



きのうは東京都内であちこち移動しておりました。
が、最初に行ったのは神谷町。
このあたりはあんまり地縁がなくて、東京の地理、だいたいはわかるんだけど、
まったく記憶にない場所であります。
まずは東京タワーを目印に地下鉄日比谷線の駅を下りて・・、
というところで、大音響の黒いボックスカーのみなさんと遭遇。
いきなりがなり立てて、ちょっと普通の言葉遣いではない。
これでは冷静な話し合いにはならないのでは。
で、大騒ぎなので遠巻きに見ている方に、
「これはなにかあったのですか?」と聞くと
「今日はロシアデーなんですよ」ということ。
北方領土の日ということで、まぁ北海道民としては知識はありますが、
で、ここ神谷町にロシア大使館があるのだそうで、
写真は飯倉交差点近くなのですが、
機動隊が道路を封鎖して、車両点検をしているのですね。
その間、ひっきりなしに街頭宣伝車が大音量でがなりたてている。
だいぶ昔の学生運動の様子にも似ているけれど、
まぁ、ちょっと疲れてくる。
ほうほうの体で、その場から遠ざかって目的の事務所へ向かった次第。

どうも最近の状況を見ていると
ロシアと日本、外交的には接近の雰囲気も感じられますね。
中国との三角関係的な構図を利用して
ロシアは伝統的な外交戦略を発動させようと考えていると思われます。
ただし、今次の発動方向は対中封じ込め的な方向で、
当面は日本との仲を良くしていこうと考えているようです。
そういう意味では北方領土問題の前進のチャンスではないかと。
ロシアとの協調は、日本にもいまのところはメリットが多い。
サハリンの天然ガスは、エネルギー問題的にもメリットはある。
北海道の立場からすると、
北方領土問題の前進は、地域観光資産の面でもメリットが大きい。
知床の世界自然遺産とあわせて、
相乗効果を生み出すことは明瞭だと思われます。
どうも中国は軍部の統制が不明のようで、ちょっとあやうい。
戦前の日本のように、強大化した軍事予算のなかで、
政治指導部がきちんとコントロールできているのかどうか、
どうもそれすら、あやしいと思わざるを得ない状況だと思われます。

さて、やや耳がつらかった神谷町でしたが(笑)
いっとき、世界情勢も頭をよぎった意味ではいい経験だったのでしょうか?
コメント
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