きのうは朝1番で仙台へ。
空港からレンタカーで一路、南三陸をめざして北上。
大震災発生当初、「1万人が安否不明」とされた町です。
ここで国交省と南三陸町の共催による「国土政策フォーラム」が開催されたのです。
北海道大学出身で東京大学地震研究所助教の大木聖子さんが
基調講演されると言うことで話題になってもいました。
大木さんは高校1年のときの阪神淡路大震災を機に地震学者を志したという
若い女性研究者で、全国各地で防災の普及啓発活動に活躍されています。
こういうエバンジョリストは貴重な存在です。
で、この模様はこの6月に発行する「東北の住まい再生5号」で
掲載していきたいと考えています。ぜひご一読下さい。
なんですが、
全的被災地・南三陸ということで、
時間もちょうど昼時で朝も早かったのでお腹も空いたということで、
国道45号線の南側手前、
津山の道の駅で早めに食事していこうと立ち寄りました。
で、なにげに食堂の「木里口」という店に入りました。
するとおばさんが、いきなり「はっと鍋ですよ、はっと鍋」とささやく。
予備知識のない当方としては、そのささやきについ釣り込まれて、
「じゃ、はっと鍋、お願いします」となった。
どうもサブリミナル商法にやられたような感じであります(笑)。
で、待つことしばし、出てきたのが上の写真の料理。これで850円也。
いろいろな具材が乗っている。
どうも山梨のほうとうのようなもののようです。
以下、宣伝文より。
「はっと」とは、小麦を練り、手でちぎって汁や鍋で野菜と一緒に煮て食べるものです。宮城県北の登米市、栗原市一円の、郷土料理として家庭で食べられていました。
油麸も合わせ、しいたけ、ゴボウ、春菊、ネギなど旬の地場の野菜を、しょうゆ味でサッと煮込んで召し上がっていただきます。
登米市津山町は、北上川から生まれる霧によって育てられた杉材や、ワサビなどが特産品となっている町です。道の駅津山のもくもくランドという名前も、この杉の木にちなんで名づけられています。杉材を加工した独特の矢羽木工品を並べたもくもくハウスでは木材加工の体験もできます。
この道の駅のお客さまに津山特産の食材を使った食事を提供するのが、木の里の入り口にある「木里口」の役目です。
小麦を練り、手でちぎった麺状の本体は、
上の具材を平らげた後、
ようやくその姿が現れてきます。
まぁ、うどんのような食感ですが、形は幅広で平ぺったく、一口サイズ。
どうもお腹いっぱいになるものかどうか、
やや不安でしたが、食べ始めると意外にボリューム感もあって、
最後のアタリでは、満腹感で脳内が満たされてきました。
満足できるおいしさでありました。
宣伝文どおり、地元料理へのエバンジョリストぶりには、拍手であります。