三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

屋根塗り替え、高所恐怖症・・・

2015年06月15日 05時31分12秒 | Weblog


住まいのメンテナンスで欠かせないのは屋根の塗装工事であります。
屋根の点検、修繕は17~18年ぶり。建物の基本は防水性能の確保。
板金自体の経年劣化はやむなく発生するので、点検し、
必要な補修を行っていく必要がある。
今回も多少のサビなども発見され、
甘くなっていた板金箇所を締め付け直したりしました。
わが家の場合、2階までコンクリートブロック造で、
3階は2×4木造で、その外皮には屋根板金が連続しています。
その縦に張った板金もチェックしたのですが、
水平面に張った板金とは違って、経年劣化はほとんど見られませんでした。
屋根水平面は堆雪したり、垂直雨水を受けたりするワケですが、
そういった違いがタテとヨコで、顕著のようです。
今回はそういうことで、垂直面は塗装はしませんでした。
足場面積も少なくなるのでコストも抑えることができます。





その上でペンキ塗装を掛けるわけです。
北海道では瓦屋根というのは、ほぼまったくなくて、
屋根工事と言えば板金仕上げで、
その耐久性向上を考えると、まずは塗装をこまめにすること。
で、この工事くらい素人でもできる工事はないのです。
なんといっても、多少ヘタでも目立つことが少ない。
職人さんに頼む場合でも、自ら手下になって作業の一端を担わせてもらえる。
ということで、わたしも考えてはいたのですが、
・・・やっぱりダメでありました。
2枚目の写真のように、いまもわが家の周囲には足場が組まれているのですが、
これを上がっていって3階部分に来ると
すっかり元気が失われていくのであります(笑)。
まぁ「高所恐怖症」とまでは言えず、それなりには慣れるのですが、
早く下りたくてたまらなくなってくる・・・。
地面にぺたっとしていられる安心感に、限りなく癒される。
ということでキッパリと、作業を遠巻きにして応援する係になっていました。



で、塗装終了後の屋根一部の様子であります。
気分的に、なのか、けっこう塗り厚みが感じられる光沢感。
欧米では、自分でDIYで屋根のペンキ塗りをするのが一般的で
塗り厚みを自慢したりされるそうですが、気持ちは十分にわかりますね。
ということで、今回のメンテナンス・リフォーム工事も一段落。
必要箇所をしっかり点検して、必要な対応を施して
より長持ちするように、建物のことを大切にチェックすることは、
そのまま愛着感が深まることだと言うことを実感しました。
また十数年後、こうしたメンテナンスを行う必要があると思いますが、
工務店さんと現状の建物の状況をしっかり話し合って
適切な計画性をもって、大事に見守っていきたいと思います。
次世代へ、あるいは次の保有者に向かって
いま管理している者の責任を少しは果たせたかなと、思っています。

コメント
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