三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

米沢ラーメン・沢田食堂

2008年03月29日 08時29分18秒 | おとこの料理&食

一時期のラーメンブームというか、
テレビ番組などの影響なのか、いまや、日本中で
地ラーメンがさかんにもてはやされていると思います。
とは言っても、わたしが巡りあうことができるのは大体が東北北海道地域。
ですから、その取材行脚の合間にいける範囲で食べに行くなかで
「お、なかなか、いいじゃん、これ」っていうのに巡りあう楽しみですね。

そういう食べ歩きの中でうれしいのは地元の人から紹介される
ごくさりげない普通っぽいお店での食事。
この米沢の「沢田食堂」さんはまさにそういう一店。
地元ビルダーさんから取材時に「あそこいいよ」と
いわれたお店なんですね。
取材先からもほんの歩いて2分ほどだったのですが、
まったくの住宅街っぽい場所なので、こんなところに食堂があるとは気付かない。
看板もそういう条件をよくわきまえて
地上5mくらいまで高く上げているけれど、
なにせ住宅街で店と看板とがなかなか一致しませんでした(笑)。
でもまぁ、なんとか、出前のご主人の車の出入りを発見したので、
「あ、あの建物が、そうじゃないか」と見つけられました。
ということで、入ってみると、厨房の方が大きな造りで、
お客さんの席は、丸椅子が5脚あるだけ。
どっちかというと、出前が中心の営業スタイルなのではないかと推測されます。
メニューもカツ丼などもある、いかにも大衆食堂。
気前のよさげなお母さんが、ごく家庭的な雰囲気の中でふるまってくれます。
こういうのが、きっと長く愛される大衆食堂の魅力でしょうね。
こんなくつろぎ、いまどき、残っているんだとうれしくなります。
そのうえ、メニューにはごく大衆的な値段しか記載されていない。
すっかり安心感が広がる、のどかな日本の風景。

っていうようなことで、出てきたのはごくあっさりした
しょうゆラーメンの神髄のようなヤツ。
スープの滋味あふれる味わいが体に優しく染みこんでくる感じがいたします。
出汁はまぁ、さっぱりした和風のもの。
麺も、ややほっそりとしたタイプ。
若い年代の方には、やっぱり「カツ丼セット」みたいなのもあり、
かもしれませんね。
そういうことで、「食堂」というコンセプトなのかも知れませんね。
でもまぁ、こちらも、最近はようやく
「○○セット」のメタボリックコースからはすこし離脱しつつあるところ。
ごくあっさりとしたラーメンだけで、満足いたしました。
ちょっと昼前に店に入ったのですが、
昼になったら、店の外に何人もの常連客のみなさん・・・。
みんな和やかな表情で席を待ってくれておりました。
こういう雰囲気というのも、この店の大きな魅力なのではないかと推測しました。
味も、その時間も、両方楽しめたお店でした。
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