三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

氷雪の石垣 雪割りの春分サンデー

2016年03月21日 07時30分41秒 | Weblog
写真はきのうのわが家前の様子。
わが家は中学校のグランドに面していて、そちらには雪の壁ができるのですが、
その雪の壁に、さらに雪氷の石垣を造作いたしました(笑)。

札幌は先週ずっと好天、高温状態が続き、
市内の積雪もどんどんと解消されてきていました。
そういうなか、わが家は夫婦友働きなので、残念な残雪状況。
北入りの敷地なので、冬場、日射量が不足して、日々の除雪の残り雪が
固い氷状で積層していて、岩盤状に残ってしまうのです(泣)。
その固い岩盤氷雪を割って、こちらの方に移動させるのが、
毎年のわが家の習慣なのであります。
わが家周辺のお宅は、みなさん大変きれいに周辺を片づけられているので、
春分時期の休日には、わが家が取り残されたような状況。
幸い、大学の休みで帰省して運転免許取得通いしている坊主もいるので、
継続的に4~5日間、氷雪破砕、運搬作業に取り組んでおりました。
大体、駐車スペースとしている面積で50㎡ほどの面積。
以前はツルハシを使って作業していましたが、
いまは「ヤリ」形状をした雪割り専用器具があって、それを垂直に振り下ろして
おおむね10cm×20cm×20cm程度の大きさに破砕します。
やはり日中の気温が高い時間が好適なのであります。
でも、やはり作業はかなりの重労働で、力仕事。
ワンワークとしては1日あたり、4~5㎡程度が限界的なところ。

「俺がいる間はいいけど、いなくなったときのことも考えて、
なにか、機械的な設備も考えた方がいいよ」と坊主。
言われるまでもなく一応、ロードヒーティング設備は埋設しているのですが、
燃料費の高騰、さらに「地球温暖化」だけにしかならない罪悪感、
などから、結局はその設備は使っていないのであります。
やはり雪国での暮らしの、やむを得ざる家事労働として
自然に受け入れるしかないのではないかと思っています。
作業としての雪割りは、スパンスパンと結構小気味よく割れてくれるので、
冬を片付ける気分も高まって、まことに楽しい。
集中して取り組んだので、肉体的にはあちこちから悲鳴が上がる(笑)。
でも達成感もハンパなく、気分的には最高。
この疲れを温泉に浸かって癒すのも、北国の春らしい。
・・・と、達成感に浸っていたら、
きのう夜から今朝にかけて、うっすらとまた降雪です。
今週はふたたび寒の戻りなんだとか。
一進一退の雪国の春の進行であります。
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