三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

【ある道の駅そばの残念なカメムシハウス】

2016年07月23日 06時05分00秒 | Weblog
きのうは函館にて、東北フォーラムなどの「合同研修会」。
函館e-ハウジンググループによるZEHモデル住宅見学を中心にした
会合への参加でありました。
で、本日もその流れで、函館に宿泊中です。
ただ、早朝からいろいろ所用が発生して、
なかなか時間がありませんので、本日は手短なブログ更新です。
このZEHモデル住宅見学については、明日以降詳報します。

で、64歳オーバーでの札幌から函館へのクルマ移動。
さすがに途中で2−3度の休憩を入れながらの行脚でありました。
約250kmくらいの移動ですので、しっかり休憩を入れないと、
途中で「立ちくらみ」するような不安を覚えるのです。
上の写真は、途中ニセコを抜けて蘭越から黒松内手前の
ある「道の駅」からの周辺の風景。
疲れを癒して体操などをしていて、面白い風景だなぁと
だんだんと、その不思議さに引き込まれていった(笑)。
なんかおかしい。そう雑草がボウボウに伸び放題で
意図してランドスケープしたとすれば、面白いデザインだなぁと。
その視線の先には、これも「似合っている」ログハウス。
なにやら、スコットランドのリンクスゴルフ場のようでもある。
で、持ち前の野次馬根性、好奇心のままにブラブラ散策。




途中では、こんな雑草伸び放題だけれど、
どうも敷地自体は、あるデザイン意図で造成された風。
で、歩き抜けた先には、ご覧のようなステキなログハウス。
う〜〜む、なんなのこれ、っていうところ。
そういう???感を持っていたら、この建物周辺で
関係者風の方が見つかって、いろいろ疑問を聴いてみた次第。
そのお答えによると、この建物と周辺の造成敷地は
町が開発した「観光用施設」で、ログハウスは集会室、
そして造成地はパークゴルフ場として利用されていたそう。
ところが、このログハウスは、なんと残念なことに
お呼びでない周辺からの大量のカメムシさんの格好の居住施設として
大繁盛してしまったのだと言うこと(笑)。
人間にもいかにも郷愁を誘うデザインではありますが、
カメムシさんにも予期せずこういう色合い、隙間感がたまらない魅力。
ということで、人間の方が追い出されてしまった。
ステキなランドスケープ化したパークゴルフ場は
いまはまったく利用もされなくなった、あとの祭り状況だということ。
まことに残念な美しさをたたえている風景を
クルマ移動の多くのひとに印象的な風景として提供している。
思わず、無言絶句という次第でありました・・・。
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