道東地方って、この時期にはあまり雪は多くないけれど
明け方の時間など、猛烈な寒さです。
写真は、阿寒町で自然食品を販売する仕事を営んでいる方の家から
ちょうど台所の位置から、昇ってくる朝日を見た写真です。
この土地に家を建てることにして、方位と家の中の間取りを合一させる、という
古代インドの考え方を家づくりに取り入れたという家でした。
その考え方に即して、玄関から入ってすぐの位置には
木で枠が囲まれていて、その位置の上部には吹き抜け、
天窓が開けられていたり、台所やストーブなどの
家の中の火の位置が、あらかじめ決められていたりしました。
そういう古代インドの考え方は、どうも理解を超えるところもありました。
でも、すごくわかりやすく、共感も出来たのは
この写真のような朝日を毎日見続けていて、食事を用意しながら
ついつい、うっとりと見入ってしまう、という部分。
この家に引っ越してきてからは、朝早く起き抜けて
台所にたたずんで、朝日が昇ってくるのをじっと眺めるようになったのだとか。
その様子があまりにも感動的で、四季折々、
写真に納め続けているのだそうです。
道東って、自然の移ろい、変化の感じが
わたしどものような、北海道の自然の中で育ったものには
大変懐かしく感じられます。
とくにこうした単純な朝日の光景、夕焼けの光景などが
時折、圧倒的な量感を持って迫ってくる感じがあります。
それもやっぱり、強烈にしばれあがる、この時期の自然の感じが
北海道をもっともよく感覚させてくれるものだと思っています。
知床にスポットが当たって、多くのみなさんが
もっとおおく道東を訪れて欲しいなぁと思います。
で、一番のごちそうはこういうなんの変哲もない、自然の中にあります。
ぜひ、こういうの、体感してください。
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