三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

【四季とは言えないかも、北海道の3つの夏】

2016年05月24日 07時53分33秒 | Weblog
先日の仙台出張以来ですから、約2週間ほどになりますが、
すっかり新緑の美しい季節になって、
毎日の散歩の歩数がどんどん伸びています。
ほとんで10,000歩を超える毎日なのですが、
ここ1週間程度は、気温上昇が激しくなって、
十勝の方では連日のように30度を超えている様子。
わたしは仕事しているので、月金は日中の暑い時間、散歩はしないのですが、
それでも土日などは暑さがかなりこたえていました。

四季というように季節変化を表現しますが、
地球環境の気候変動がどうも、四季変化に加重して、
まだら模様のような気候になってきている気がしてなりません。
札幌で言うと、とくに春4月から夏にかけての時期が大きく変化している。
この季節は、雪融けがドンドンと進んで、
年間でも降雨が大変少ないように思います。
で、そのまま陸地から水分がどんどんと蒸発していって
そこに太陽光がさんさんと降り注いで、
晴天が続くと温度上昇が極端に見られるようになる。
十勝など、晴天率の高い地域では
この時期、全国一の高温を記録したりする。
四季表現で言えば、一回この時期に「乾いた夏」が到来するのではないか。
その後、やや降雨が増えてきて、ふつうの「初夏」がやってくる。
そして、北海道には無いことになっている「梅雨」があるように思う。
たぶん、「明確でない」ということで
北海道の梅雨は宣言されていないのだと思いますが、
6月から7月いっぱいはそういった気候が通常化していると思います。
そして、7月末~8月の声を聞くようになって、
本州地域に似た「蒸暑の夏」がいっとき、顔を覗かせる。
それでも、本州地区とは湿度の総量に違いがあって、
「比較的、乾いた蒸暑」であるように思われます。
・・・っていうように、どうも北海道では「夏」がいくつかの顔を持っている。
ただ、表現したそれぞれの夏が、
本来の春の短さと、ほぼ同じくらいの期間になっている気がします。
春が短くて、それと同じくらいのそれぞれの期間の夏が3つくらいある。
まとめてみると、春があって、乾いた夏、エゾ梅雨、蒸暑の夏という具合。
ただし、これらのそれぞれが年によって、短かったり明瞭で無かったりする。

まぁ、気象協会に異論を唱えても敵うモノではありませんが(笑)
北国の季節感について、そんな印象を持っております。
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